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◆緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020/さだまさし

 コロナ禍の3年間、特に多くの人を集めてのライブ活動がメインのアーチストには大きな打撃を与えたと思いますが、年100本ペースでコンサートを行っている彼はまさにその典型だったのでは? 世間の逆風もありながらいち早くライブ活動を再開、一方で「風に立つライオン基金」を通じての支援活動についてドキュメント的に執筆しています。彼、見た目に反して(と言ったら怒られるが)武骨だし勇ましいし正しいと思う我が道への信念も強いですよね。『緊急事態宣言の夜に』ってド直球の作品を活動再開の第1歩にするとか、SNSによる炎上全盛の今やるにはすごい勇気がいったと思います。

 

◆高畑充希が演じる役はなぜ忖度できない若者ばかりなのか/堀井憲一郎

 トレンディードラマ期からテレビドラマを見続けて来たコラムニストによる、俳優たちの演じる役柄から見たドラマの面白さを紹介しています。15人取り上げられている中で高畑充希がタイトルになっているのは、それだけ演じる役柄の傾向が顕著で読者の目を引くからなのかなと。基本的には批評ではなくプラス要素の方を打ち出してるので、俳優本人やファンからのクレームは少なそうな内容。ただそれ以前に、最近のネットニュースを見てると「ドラマは出演者よりも脚本次第」って意見が視聴者からは多い印象で、この視点って古い世代のドラマの見方なのかなーとも一方で感じました。