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◆ヒトツボシ~ガリレオ Collection 2007-2022~/KOH+ 

 9年ぶりとなるガリレオシリーズ最新作映画「沈黙のパレード」主題歌発表に合わせて発売されたベスト盤。ここ何年かは怪しい話題が先行していた柴咲コウと、大御所感だけがさらに強くなった印象の福山雅治、どちらも健在なところをアピールしたいところでしょうか。後期の曲になればなるほどセルフカバーを念頭に置いて福山が作ってる感が強く、やはり最初の「KISSして」が一番インパクトあったようには感じます。柴咲がこの後妙に難解なバンドサウンドに傾倒していったのが、HYDEプロデュースでロックに目覚めてしまった中島美嘉に重なるんですよねえ。とにかく映画とアルバム、両方のヒット具合が気になります。

 

◆Luxury Disease/ONE OK ROCK

 約3年半ぶりとなる10thアルバム。最近は国内大型フェスでのTakaの「声出し煽り」発言が賛否両論を巻き起こしました。少し経って振り返ると、良くも悪くも海の向こうのバンドの感覚が染みついた必然の結果なのかも。今回アルバム初聴きなので前作以前との比較はできませんが、普通に洋楽ロックの音です。相変わらず邦楽ロックからはあまり感じないミックス時の音空間の広がりは感じました。それだけにボーナストラックのヒゲダン・藤原聡との共作がとってつけたような日本でのセールス対策にも取れてしまいます。事務所独立とはいえアミューズ傘下には変わりなく、何か大手に守られてる感が個人的にはねえ。

それだけに