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◆Versus the night/yama

 YouTubeから出てきた女性ボーカリストの2ndアルバム。最近また苗字なし国籍不明アーチストが増えてきた中(と言っても彼女とかAdoとか日本人?と比較的想像つく名前も結構いるが)、大々的なタイアップは割と少なめで地道に活動を進めてきた印象はあります。で、声がAimerほどハスキーではなく、高音は低音よりさらにハスキーさが薄れて別の歌手っぽくも聞こえ(不安定成分を除いたYUI?)、でも高音成分が強調された尖った声でもないという不思議な声質ですね。思ったほど順位は伸びなかったようですが(オリコン最高18位)、シリアスな映画主題歌とかに起用され始めたらもう一段高いところへ上がれそうな気がしました。

 

◆アンサンブル・プレイ/Creepy Nuts

 ラッパーR-指定とDJ松永による2人組ヒップホップユニットの3rdフルアルバム。比較的新人なのに特典違いで4種類も発売されたり、YOASOBIとのコラボ楽曲収録などレーベルのソニーが推しまくってるのがよくわかります。で、世界最高レベルの個々のスペック打ち出しで聴く方の耳もハードルが高くなってしまうのを差し引いて、これまでのヒップホップにありがちな凄みとか威圧感がいい意味でないんですよね。ラジオMCとしての実績も相まって、若いリスナーには身近に感じて入って来やすいかも。歌詞の内容を読むとラジオで放送できるの?って際どいシチュエーションを描いたりしてるところもあるんですけどね。