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◆Off Course 1982・6・30 武道館コンサート40th Anniversary/オフコース

 今でも伝説として語り継がれている5人時代の最後のコンサートツアーである10日間連続武道館公演の模様を収めたライブCD。すでに映像作品としてリリースされていたものの、音源としては40年ぶりに当時の熱気が蘇ることに。音が聞きやすくなって、各楽器パートの鳴りやコーラスまでクリアに聞こえる(でもクセの少ないミックス)のは非常にありがたい限りなんですが、映像作品同様アンコールの一部ははしょられてるんですね。改めて聞いて、ニューミュージックというより骨太なバンドの音だなと。4人になりデジタル色と小田色が強め(+他メンバーの楽曲が分離)になっていったので余計にそう感じました。

 

◆Shadow/菊池桃子

 シティポップというくくりで80年代のニューミュージックやAORが再注目される中、オメガトライブ、杉山清貴ソロに続いて彼女の編集盤もリリース。ここまで来ると便乗?と思うものの、前者と違い新曲2曲以外はすべて非シングル曲というニッチなところを攻めてきました。プロデュースは当時ほぼすべての作曲を手掛け彼女の歌を知り尽くしている林哲司。原曲を聴いてないのでミックスによる変化はわかりませんでしたが、初期と後期で彼女の声や歌唱が明らかに違うので混在すると統一感にいまいち欠ける印象。あと新曲はバックトラックが安っぽいし彼女の声量もさらに乏しくなってて、うーんな出来でした。