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◆「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本/武田友紀 
 長く売上ランキング&図書館の貸出ランキング上位にとどまっている本で興味があったので、自分のことかなと思いながら(笑)読んでみました。正直書いてあること自体に目新しさはそこまでないんだけど、半分は「繊細さん」というタイトルの勝利でしょうかね。自分の場合、相手の気持ちを気にしすぎて言動の意思表示ができない点は当てはまるんだけど、それが視覚とか聴覚とか特定の感覚からの情報によるものではない点がちょっと違いました。あと苦手なものや人を避けるにしろ現実にはできないケースも多く、そこの乗り越え方なり鈍感になる方法を知りたかったんですけどね。

 

◆おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由/米澤泉 
 ユニクロのファッション業界で一人勝ちの背景を意外な視点から分析している書。最近のCMでことさら「Life Wear」とアピールしているように、もはや日用品レベルの浸透を見せていますが、大きな要因は「安くてそこそこの品質」「全国どこでも買える」「最大手ならではの安心感」であってどの業界にも見られる傾向なんですよね。ファッションで個性を打ち出すのに疲れたとかいう難しい理由ではないように思います。あと、流行を追ってない一方基本的に寿命が短く設定され消耗品的売り方をしてるし、海外での低賃金労働生産を考えてもエコロジーとかSDGsに合致するかと言われれば微妙な点も。全体的に賞賛しすぎなのが気になりました。