フォローしてね!

◆unconditional LOVE/倉木麻衣 

 約2年ぶりのオリジナルアルバム。「無条件の愛」というタイトルから想像がつく通り、曲の内容的には広い意味での愛や応援歌的なものが多くこれまでとあまり変わっていない印象。サウンドの方も、声に力がいるアッパー系にあえて取り組んでいた時期もありましたが、今回は軽めのアレンジでささやき声が合う路線に戻っています(全体的にはシリアスさが後退して明るめかな) 音楽性を変えながら長く活躍していくアーチストが多い中、彼女の場合はデビュー即ブレイク時に評価された魅力をキープし続ける方が賢明だと思いました。あえて言うなら、CDシングルとして収録曲が1枚でも出てたらアルバム売上も多少違ってきたl気がするのですが。

 

◆HELP EVER HURT NEVER/藤井風

 アルバム自体は昨年5月に発売、今年「きらり」が自分の中でヒットし遡りでのレビューになります。岡山県出身(しかも岡山市とかじゃなく里庄町)で以前から気にはなってたけど、発売時に流れてた「何なんw」「もうええわ」の岡山弁猛プッシュが受け付けず避けてました(汗)。「きらり」は自身最速ナンバー?ってくらい全体的にまったり感が漂っていて、でも洋楽をそのまま持ってきた感じでもなくJ-POPとしてちゃんと消化されている点が予想とかなり違ってました。歌詞の岡山弁も気にならなかったです。彼の発声における息の抜き方って独特で、多数いるR&Bやアダルト系ミュージックの中でも貴重だと思うけど、確かにメディアに消費されてほしくない存在ではありますね。