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◆日本の夏からこんにちは/TUBE

 近年バンド活動をセーブしていた分、デビュー35周年の今年はいろいろ企画を考えていたでしょうね。新型コロナを恨みたいところだろうけど、こういう形での昇華もアリかと思わせてくれる楽曲。多くのアーチストは国難を乗り切ったり人のつながりを大切にするメッセージを割と正面から取り上げてますからね。いかにも日本の夏的なノリから一時期遠ざかっていた印象もあって、盆踊りがまさかアルバムのリード曲にと思ったけど、各地で盆踊りが中止になる中でせめて自分たちの音楽でって想いがあったんでしょうね。ところでこの曲も彼のキーが全盛期よりかなり下がっているのには注目。過去曲披露の時も相当キーを下げて歌ってるし、高音域が出ないのか無理をしてないのかどっちなんでしょう?

 

◆優しさ/藤井風

 ネクストブレイク候補として業界で今最も注目されているとも言われるシンガーソングライター。で、実は岡山県出身と聞いてビックリでした(しかも岡山市ではなく浅口市里庄町)。里庄町で育ったとは思えないオシャレな都会的センス(失礼💦)、子供の頃の音楽的バックグラウンドも気になりますねえ。音楽的には洋楽R&Bの古典が相当ベースになってそうな一方、この曲に関しては英語を極力排した歌詞、しかも最近多いのファルセットやミックスボイス多用系でもなければヒゲダン藤原とかの爽やか直線系でもないいそうでいなさそうなボーカル。うまくいけば米津玄師に近い玄人受けも大衆性も兼ね備えた存在になりそう。名前もなんかドラマティックですしね。