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◆Face My Fears/宇多田ヒカル
エピックに移籍後も新曲は途切れなく出している（直近作は昨年５月で少し空きますが）ものの、CDシングル形態では「Prisoner Of Love」以来なんと11年ぶり。CD化にこだわったのはビジュアルの必要性からか、それともゲームソフトOPということで音楽ファン以外を取り込む必要性があったから？ しかもゲームの世界観がこの神秘性に表れているのかもしれないけど、シングルにするにはあまりにつかみどころのないメロディーなんですよねえ。むしろタイアップの内容含めて再び海外展開を伺ってるのかなって印象があって、本人が特別プロモーションに注力するわけでもないならCD化にどこまでも疑問符がつく１曲でした。
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◆この世界で/家入レオ
こちらは劇場版アニメ主題歌。初期の直球でぐいぐい押す投法からすっかり緩急を身につけた技巧派に転身した印象ですが、逆に移行しすぎてアーチストの色という意味では薄くなってしまったかも。今作も（上の宇多田同様ってわけじゃないけど）ライブで歌い込むにつれてダイナミックに変わっていきそうだけど、CDシングルの１曲目として聴くにはやや弱いかなと思うんですよね。限定盤にB面コレクションをつけたのも、もしかして買い控えを最小限にするための打ち手だったのかなと。しかし残念なことに、音楽だけでなくトークや本人キャラでも支持されていかないとトップクラスに留まれない残酷な一例を彼女に見てしまってるような気がします。