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◆じゃぱみゅ/きゃりーぱみゅぱみゅ

 オリジナルとしては前作から4年もあきました。その間ベスト盤は出たものの、原宿系ブームが過ぎ、また彼女もキャラ変で迷走っぽくなったあげくゴシップや芸能活動への意欲が失せた的な噂も流れ、一気に話題の蚊帳の外になった感じですね。僕的には2015年のハロウィンソングがモロAKB48とかぶって不発に終わったのが痛かった印象が・・・。アルバムを聴くと「ニッポン×カワイイ」コンセプトを再び前面に押し出した印象で、Perfumeとの棲み分けもできているしジャパンカルチャーのアイコンとしてはよくできていると思ったんですけどね。ゆうこりん、しょこたん、シノラー・・・年を取るとともにうまくキャラ変していった例もあるから、まだまだ頑張ってほしいですけど。

 

◆歌うたい25 SINGLES BEST 2008~2017/斉藤和義

 遅咲き男性アーチストと言えば僕の中では平井堅、最近だと三浦大知あたりが浮かぶんだけど、一番の遅咲きは彼かもしれないですね。デビュー25周年記念のベスト盤はDisc-1、2がシングル中心、3がカップリング、4(初回盤のみ)がアルバムからの自身セレクト という超大ボリュームの4枚組。ホントなら「やさしくなりたい」のヒットにかこつけで出せばもっと売れそうなところ、きっちり25周年まで待つあたりが律儀というかなんというか。ビートルズロックの根本路線は不変ながら、ちょうどこの10年間めっきり増えたタイアップにも適度に寄せてくるあたり、実はソングライティング巧者とみました。メディアとの距離感も拒絶も依存もしない絶妙な塩梅ですしね。