どくしゃになってね!

コンビニ人間コンビニ人間
1,404円
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◆コンビニ人間/村田沙耶香
 第155回芥川賞受賞作。長年コンビニバイトを続ける30代未婚女性を通して、現代にありがちな人間模様を描いています。作者も実際コンビニ勤務をしており、その体験に基づく描写が多分に盛り込まれているのが、あるある~と思わせる内容につながってるのかと。読んでて幸福感に浸れる感じではないし(登場人物はどの人も多かれ少なかれどこかに欠落感のようなものを抱えている感じ) 、ドラマティックな展開が待ってるわけでもないんだけど。で、問題はピース又吉以上に次回作が難しそうなところかな・・・。

 

◆本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方/堀江貴文
 堀江氏2作め。こちらは内容もタイトルにかなり沿った感じでした。基本的に彼は弱肉強食肯定派で、自分が本音で生きることによって他人に負の影響を与えても自分にプラスになればOKって思考なんですよね。この内容をそのまままねしてしまうと、彼のように一定の地位も財も確立してない一般市民はエラい目に遭いそうな気がしますね。やりたいと思ったら即行動、常識にとらわれない、合理的に考える・・・このへんのエッセンスだけを取り入れるのがこの本の賢明な活用法かと。