読者登録してね

◆医者が自分の家族だけにすすめること/北條元治
  「もし家族が○○の病気になったら」に対する回答形式で多くの病気や症状に対する治療法を現役の医者が薦めています。その分、特定の病気に対する詳細な情報がほしい時に掘り下げが浅いと感じるケースはあるかもしれないです。それ以上に治療の中身によってはかなり遠慮して書いてるんじゃないのかなーと思う部分がありました。まあ専門外の医者が断定して書くといろいろ問題があるんでしょうね。タイトルの割に内容はマイルドな気がしました。

 

◆君はどこにでも行ける/堀江貴文
 まあしかし彼は多作というか文章を書くスピードが異常に早いんでしょうね(内容の濃さはともかく)。関心の対象がピンポイント、内向きになっている若者に対しては「外へ目を向けろ」という啓蒙が効果的なのかもしれないけど、中身のうち相当な部分が彼の海外滞在体験になっていて、啓発本なのか旅行記なのか中途半端になっている感じ。日本のアジアにおける地盤沈下を危惧するなら、海外のことよりその点にフォーカスして書いてほしかったかな。