<収録CD> ※デビュー15周年記念のオールタイム3枚組ベスト盤。
15th Anniversary SUPER BEST (3枚組ALBUM+DVD)/島谷ひとみ
¥4,834
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<動画> ※公式MV
今回は1999年演歌でCDデビュー、その後すぐにポップスに転向し一連のエスニックな楽曲で徐々に認知を広めて行った島谷ひとみです。ソングライターでもアイドルでもない、多様なジャンルの曲が歌える本格派シンガーという立ち位置は最近の女性アーチストには希少なタイプ。セールスが落ち着いた00年代半ば以降は、クラシックとの融合やカバーアルバム、他アーチストとの共演、ミュージカルなどに活動の幅を広げています。
この曲は2002年発売の7thシングルで、ヴィレッジ・シンガーズの1968年の曲のカバー(ちなみに僕は原曲を後追いで聴きました)。原曲を全く違う解釈でavex風のダンスアレンジにしてますが、原曲の古臭いもっさり感がなくなってJ-POPカバーでも片手に入る傑作だと思っています。メロディーのわかりやすさも強調されていますし。ただ、この後バージョンの違いを連発するなどちょっとこの曲で引っ張りすぎたために、ここが彼女のピークとなってしまった気が…
<その他の代表曲>
・Perseus-ペルセウス-(2003年)
幅広いジャンルに適応できるものの、こういうハードな曲調をさらっと歌いこなせるのが大きな魅力。野球中継タイアップにもスピード感が合ってました。
・やさしいキスの見つけ方(2001年)
初期のエスニック路線から脱却を図った1曲。声質自体は明るいけどすでにせつなさも表現できる歌い方になっています。