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<元記事>
 4人組ロックバンド、ゲスの極み乙女。の3rdシングル「ロマンスがありあまる」がオリコン6/29付ランキングで初週1.5万枚を売り上げ、9位に初登場。今年4月発売の「私以外私じゃないの」を上回り、シングルとしては自己最高のスタートとなっている。当初はそのバンド名のインパクトからイロモノ的に捉えられることも多かったが、その高い演奏テクニックや音楽性が浸透してきたことで、次世代ロックシーンの最重要バンドとしてファン層を広げている。

以下はこちら http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150630-00000303-oric-musi

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 まずこの記事のタイトルに違和感があるんですけどね…オリコン9位、初動1.5万枚レベルで「人気」と言いきっていいのか、あと過去のバンドブームと今の状況を同列に語ってもいいのかという点で。

 僕も最初「ゲスの極み乙女。」というバンド名を聞いてなんじゃこりゃ?と思いました、過去にもポルノグラフィティみたいなケースはあったけど、最近のバンド名って、曲名と並べるとどっちがどっちかわからないものが多すぎて。
 彼らの場合はレコード会社の売り方もうまかったですよね。インディーズで実績を積んで、メジャー即タイアップ付きでブレイクまで最短期間で売る手法を取ってるし、マスメディアと単独ライブとフェスなどの全方面に打って出てるし。

 でも、曲が印象に残ってるかというと別なんですよね。あと最近のバンドに共通するのが、詞の特に表現面が弱い(浅い)こと。これは突拍子もないワードを使えばいいというものではなく、その根底に流れる価値観が一本通っているかどうかってことなんですよね。

 ただ、この記事にあるサカナクション、ONE OK ROCK、SEKAI NO OWARI、ゲスの極み乙女。…全部タイプも音楽性も違っていて、そこが過去のホコ天ブームやV系ブームとは違うところなんでしょう。たまたまバンドという同じ演奏形態を取っていても、全然別物と考えた方がいいのかもしれないです。