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<元記事>
 日本マクドナルドHDは4月16日、15年12月期の連結純損益が380億円の赤字(前期は218億円の赤字)になるとの業績予想を発表した。01年の株式上場以来最大の赤字幅で、かつ2期連続の過去最大赤字幅更新になる。5月1日に発表した15年1-3月期の連結純損益も146億円の赤字(前期は13億円の黒字)。同期中の既存店売上高も前年同期比32.2%減だった。

 消費者の「マック離れ」に歯止めがかからない中、このところ、「賞味期限が切れたハンバーガー株」といわれるマクドナルドに対し、「新鮮なハンバーガー株」といわれるモスフードサービス(以下、モスフード)の人気が株式市場でジワジワと高まっている。経営コンサルタントは「モスフード再成長の軌跡をたどると、カサノバ社長の頭でっかちぶりが反面教師的に見えてくる」という。

以下はこちら http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150613-00010002-bjournal-bus_all

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 まず最初に、最近の記事はとにかくマクドを酷評、ライバル他社を持ちあげる構図が多いんですが、今再評価されているモスにしてもこないだまでは苦戦していたわけで、高価格高品質路線がいつまでも支持されるとは限らないんですけどね(今ファストフード自体がそっちの方向に向かってますが、また景気が下向きになった時に安さ支持の度合いはきっと強まると思います)。

 ただ、マーケティングデータ第一に走らず現場(お客さん)との接点を常に持ち続けてその声を商品や店舗運営に反映させていること、特に地域の特性を生かしていることは評価に値するんだと思います。このへんは「勝ち組」のセブンイレブンも非常に意識してますよね。

 あとは定番商品のブラッシュアップがやはり大きかったと思います。一時期新製品に走ったりやたら高価格商品に力を入れたりしてましたが、今のモスを見ていると期間限定品はあくまで品揃えのひとつにとどまっている点がマクドと対照的ですから。
 
 で、先日の値上げが直近の売上推移にどう影響しているかが興味深いですね。