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<元記事>
(1)◆党派超えた反対包囲網 We Say NO !で連携

 「勝った!」。午後10時半過ぎ、大阪市中央区の自民党大阪府連事務所。「反対多数確実」を伝えるテレビのテロップが流れると、府連幹部らが歓声を上げた。

 賛成票との差はわずか。会見した柳本顕市議団幹事長は「大阪市を守りたいという声を聞きながらも、現状を変えたいというメッセージが多くの市民の心にささったのも事実。地に足ついた市政を取り戻しつつ、全力をつくしたい」と述べた。同区の民主党府連で会見した尾立源幸府連代表も「改革の必要性は感じている。住民の合意を得ながら進めたい」と語った。

以下はこちら http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASH5K0BF0H5JPTIL02B.html

(2)◆20・30代は6割賛成 都構想 朝日・ABC出口調査
 今回の住民投票で、朝日新聞社と朝日放送(ABC)は17日、投票を済ませた有権者を対象に出口調査を実施した。賛成は20~30代にとりわけ多く、反対は70歳以上に多かった。全体では男性の59%が賛成だった。賛否の理由として最も多かったのは、賛成が「行政の無駄減らし」、反対が「住民サービス」だった。

以下はこちら http://www.asahi.com/articles/ASH5J7X87H5JPTIL01M.html

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 昨日に続いて、大阪都構想住民投票に関する気になるニュースを2つ。

 まず(1)の方ですが、憲法改正のために維新の協力を取り付けたい安倍政権とは裏腹に、大阪府連は明らかな反対支持を表明。しかも、国政から地方議員まで自民との相乗り支援すら考えられない共産党まで同じ反対に回りました。菅官房長官の「(自民と共産との共闘は)個人的には全く理解できない」が、感覚としては普通に思えてしまいます。
 
 先月の市議選で、過半数は取れなかったとはいえ維新に議席増を許したことで危機感も増したんでしょう。政策の是非はともかく、自民民主共産までがよってたかって新興勢力をつぶしにかかった…としか僕には見えませんでした。もう今後、既成政党がひっついたり離れたりはあっても、全く新しい政党の台頭って日本の政治では起こり得ないんでしょうね。

 続いて(2)の件。あくまで出口調査なんでサンプルに偏りがある可能性はありますが、20~30代で6割超、40~60代も過半数が賛成なのに、なぜ全体では反対票が上回ったんでしょうか。居住年数で見ても、20年未満までは6割超が賛成。国政選挙同様若い人ほど投票率は低かっただろうから、この投票率がもう少し高ければどうなっていたか…とは思いますね。

 反対票の理由の2位に「橋下市長の政策だから」ってのがあるんですが、要は大阪のジジババには彼の強硬な言動が受け入れられなかったってことなんでしょうね。維新に1人でいいから「女性の広告塔」がいたら、そのへんの状況が少しは変わったんじゃないでしょうか。