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ありがとうございます。
どうもBa&Voシカタダシオです。
今回はGtサカナクン編です。
サカナクンとは、年数でいうとチュロシと同じくらいの付き合いです。
2005年夏くらいから。
講師とその生徒としての付き合いからのスタートでした。
ニワさんという変態なおっさんがみていた生徒だったけど、ニワさんが辞めるということでシカタダが引き継いだ生徒がサカナクン。
初対面の日は今でも覚えています。
授業の準備をして、サカナクンの到着を待っていた俺。
時間になっても来ない。
(担当講師が変わって初日から遅刻かよ…)
そう思っていた矢先に、サカナクン到着。
サカナクンを見てあ然としました。
白いダウンにダボダボのズボン。
そして大仁田厚みたいな顔。
(ヤンキーじゃん…)
俺は恐る恐る声をかけてみた。
「…じゃあ、始めようか?」
「しゃす!!」
!?
「あ、遅刻してすみませんでした!!」
!!??
(めっちゃいい子やん…)
遅刻を詫びる当時高3のサカナクンからは、タバコのフレーバーがしたが、気にしないことにした。
だって礼儀正しいんだもん。
というか彼は本当によく勉強する奴だった。
日本史は得意分野らしく、彼が塾で習っていたのは、英語と国語(現代文、古典)。
日本史の偏差値は65近くいっていた気がする。それも模試の度に毎回だったような…。
そして、シカタダが担当したのは英語だったが、成績を伸ばすのは簡単だった。
なにせ素直。
「○○をやろう」と言ったことは必ずやる。
塾がある日は遅くまで(23時過ぎまで)自習室で勉強。
分からないところは放置しない。
「先生、いまのところもう一回いいですか?」
こんな感じ。
そして、自分を信じて付いてきてくれている。
もう本当に生徒の模範。
次第に、講師仲間のホルモン青木とかも
「自習頑張ってるね」
なんて声をかけていた。
サカナクンの目指していた大学が自分の大学だったため、シカタダ的にもなんとしても入れてやりたいという気持ちがあった。
12月の冬期講習前くらいには、ある程度の勝算があると思えるくらいまでになっていた。
自分が受験した状態と比べることができるのは強み。
ちなみにシカタダシオは入試本番で、
英語:満点(ここ自慢ね)
国語:7~8割
世界史:6~7割
で合格。
で、サカナクンの冬期講習前の状態は、
英語:7~8割は取れる
国語:7~8割は取れる
日本史:9割は確実に取れる
だったはずなので、
(これは合格できるな)
と踏んでいました。
で、見事合格。
合格したときに
「先生のおかげです!」
と言ってくれたのが本当に嬉しかった。
というか、サカナクンの性格なら、そう言ってくれるだろうと予想していた。
だから、俺はあらかじめ用意しておいた言葉を彼に伝えたのです。
それは月並みな言葉だったけど、本当にそう伝えたかったから。
そして、彼とは大学の後輩(後に先輩)、バイト先の仲間、そしてバンドメンバーとして行動をともにしています。
ただ、1つ。
サカナクンに言いたいことがあります。
手紙形式で書くね。
サカナクンへ。
就活頑張ってますか?
こうしてバンドを一緒にやってるというのも何かの縁ですね。
就活しながら、バンド練習は大変だと思いますが、体だけは壊さないでください。
さて、最近気になったことがあります。
単刀直入に言います。
僕に対する敬意が以前と比べて、全くと言っていいほど無いのではないか、ということです。
覚えていますか?
僕が酔っ払って道で何かにぶつかった時、僕の代わりに怒ってくれましたよね。
「おいおまえ、何、先生にぶつかってるんだよ!?」
って。
でもそれは看板でしたね。道に立て掛けてあった看板でしたね。
看板だと分かった後も、サカナクンは一生懸命、看板に説教してましたね。
「先生にぶつかってんじゃねーよ!聞いてんのかよ!?」
と。
聞こえるわけありません。
看板ですから。
あの時はサカナクンのおかげで酔いがさめました。ありがとうね。
今思えばあれが敬意のピークだったんだな、と思います。
あの時はたしかサカナクンが塾講師を始めて一年目でしたね。
そこから現在まで、サカナクンの僕への敬意は下降線をたどるばかりだと思います。
覚えていますか?
僕が学部を卒業できなくてまだ大学四年生で、サカナクンが学部を卒業し院生になった時。
サカナクンは僕にこう言いました。
「おい、敬語使えよ」
あの時は、サカナクンのおかげで目が覚めました。
日本は縦社会だということを教わった気がします。
今まで偉そうにしてすみませんでした。
そしてこれからもよろしくお願いします。
シカタダシオより。
写真は、2006年某所にて。
