プジョーe208の期待値と都知事選の面白データ | Into the Sky —A compass for my life—

Into the Sky —A compass for my life—

パサバリ天国 Phase2。
クリエイティブに生きること。

ひょんな事からVWパサバリから僅か2年でオールトラックに乗り換え。
カーライフ中心ですが、日々のセレンディピティをどんどん語り尽くしましょう的ブログです。

顧客ロイヤリティの神髄を見た!
千葉にある東京ディズニーリゾートもやっと解禁しましたね。

テレビではこれからディズニーに行く高校生達にインタビューしてて、そのコメントに衝撃!
「目一杯、お金使いたい!」
あぁ、こういうお客さんを増やすのがビジネスのあるべき姿ですねー

VWもそういう言葉が顧客から出る様なビジネスに変わって欲しいです。
持ち込み品で少しでも、費用を浮かそうとするお客さんがいるのが現状ですから。

さて本題
プジョーからEVが発売!


これ、目に引いたのは、輸入車でこのルックと装備とこのお値段で、とっても攻めてる感があったので。

e-208 Allure: 389万9000円
e-208 GT Line: 423万円

これ、お値段的に40kwh電池のリーフと大差無いです。
すなわち、やっと、庶民的な価格帯の輸入車EVが日本にやって来たって事でとっても凄い事なんです。
EQCやタイカンを検討出来る人は限られてますから。


※個人的には外観は悪くないが、荷室含めた実用性と高級感の演出をもっと出来れば、グッジョブなんですが。
しかし、国産車とほぼ価格差無しってやっぱり凄いねぇの一言です。プジョー本気ですね。

VWではPoloのEV版って事ですかねぇ。
そんでこの値段は攻めてるでしょう?

前にe-Golfなんてのもありましたが、500万円を悠に超えて、ある意味全く欲しい〜って思わないけど、走りは面白いねーみたいなのもあったと言えばありましたけど。
でもこれじゃ売れる訳無いよねぇ!

e208は最大走行距離は欧州WLTPモードで340km自然吸気ガソリンエンジンで2.6リッター相当の最大トルク260Nm
ですって。
街乗り中心なら、十分ありですよね。

WLTPモードで40kwh電池のリーフが322kmとスペック的にガチンコです。

※バッテリー比較では、プジョーが50kwh 395V
リーフが40kwh 350Vとなってます

デザイン性は正直208がワンランク上と見ました。
内装の出来は日産は逆定評ありますしね〜

ステアリング握ったら、俄然プジョーに心が傾く人も多いと思います。
車内作り、日本は下手なんですよねぇ。

私も次は、パサートでなくこんな車に乗りたいかもって直感的に感じたんですよねぇ。
EVでそう感じたのは初めてです。

本気でEVでリーフを迷っているあなた!
e208を検討してからでも遅く無いです。


このグリルとエンブレム、見る角度で色合い変化するらしいです。
実物見たいですよね。


しかし、EVはとにかくバッテリーシステムが高価ですね。これが最大の課題。

内燃機関からEVにシフトするのに、実は引き算(無くなるもの)も多いのに、最終的に同モデル比較で130万円の価格差。
バッテリー保証期間の最大8年乗ってやっと年16万円でコスト平準化ってところ。

この価格差を電気代とハイオク燃料費の価格差だけでひっくり返すのはまず無理です。まぁオイルまわりの維持費を合わせても無理でしょう。

逆に高級車は、それ以上に付加価値がついてるのでバッテリー価格差が薄まるんですよねー
なので大衆車にはEVを導入しづらいんです。

あとは、EVそのものの特性を付加価値と購入検討者が見られるかどうかですね。

さて、ここから番外編
車とは関係無いですが、都知事も終わりましたね!

ゆりこが一番!
(政策にもろ賛成してる訳ではありません。単なる百合子ファンです)

今回は、番外編として、選挙で分かった面白い事をまとめました。

1、知事の被選挙権
投票日迄に日本国民で満30歳以上であること。

2、供託金が必要
知事選立候補の場合は300万円也。

3、供託金は条件満たさないと没収される
なんと、有効投票数の1割に満たないと没収される!
無責任な立候補乱立や売名行為を禁止するのが目的らしいんですが、日本人って走る身体もつくってないのに、東京マラソンにお祭り気分で申し込む人達もいますから、ものすごい数の立候補になる可能性は想像に難くないですね。
しかし今回22人が無謀にも立候補したんですよねぇ。
乱立が防げてるかと言うと微妙ですよね。
なので、高いとは思うけど、日本には必要な制度かと思いました。

調べてみると、
有効投票数: 6,132,679票 (投票率 55.00%)
ほう、つまり613,267票以下の得票の候補者は没収ですね(1割以上がOKなので613,267.9票以上がOKとなると読み取りました)

立候補者22人のうち、没収されなかった候補者を調べてみました。


小池 百合子さん 3,661,371票 59.70%
宇都宮 健児さん    844,151票 13.76%
山本 太郎さん   657,277票 10.72%
の3人だけ。
厳しいねぇ。

4番手の小野 泰輔さん 612,530票 9.99%
僅か737票の差で供託金没収となる様です。

4、得票総数に小数点が
実は、発表される得票総数には小数点が記載されてます。
得票総数: 6,132,678.987

なんで?

調べてみました。

5、小数点の正体は按分票

で、どういう時に按分になるかと言うと
例えば、下の二人の候補者の得票が
・鈴木 一郎  8,001票
・すずき 花子 1,999票
だった時。

投票箱の中に「すずき」とだけ、どっちの候補者にも取れる書き方で上の確定票とは別に9票だけ入っていた時、この9票は無効票にならずに按分されるらしいんです。

それで、どう按分されるかと言うと、按分対象の候補者間の得票比率に応じて按分されるんです。
上の例では、
鈴木一郎さんは    80.01%
すずき花子さんは 19.99%

ですので、それぞれ

鈴木一郎さんは     80.01%  →  7.200
すずき花子さんは 19.99%  →  1.799
按分され(小数第4位以下は切り捨て)、

・鈴木 一郎  8,008.200票
・すずき 花子 2,000.799票

となります。

それで開票結果内訳には、
「いずれの候補者にも属さない票数」
と言うものがあります。
これは先の按分票で切り捨てられた、0.001票が該当する事になるみたいです。

へぇ〜

ちなみに、今回の都知事選では
込山洋(ひろし)さんと市川浩司(ひろし)さん
西本誠(まこと)さんと桜井誠(まこと)さん

の下の名前の方で被りがあり見事に按分が発生しております。
つまり、「ひろし」とか「まこと」とだけ書いて投票した方が実際におると言う事ですね。


最後、普段あまり意識しない、面白い票区分を3つ。
6、持ち帰りと思われる票数
要は投票用紙をカウントした数と開票数が合わない数のこと。
今回の都知事選では119です。
内訳としては、ほとんどの市区では、0か1票、多くても7、8票なんですが、
江東区 22票
北区 20票
と、この二つの区だけ異常に多いです。
なんで?組織的な不穏な動きがあった?

7、不受理と決定した票
今回は全体で8
なので、無視して良いですが、これは主に送致された不在者票で投票用封筒に選挙人の署名が無い場合などがこれに該当するそうです。

実際には投票所で開票所にて選挙長(開票管理者)や立会人によって判定されるとのこと。

8、無効投票数
今回は、77,134
あぁ、自分の足で出向いて、意味をなさなくなった票です。選挙への批判票とも取れますね。
でも、勿体ない!

と言う事で、今回は普段考え無い投票数の不思議に迫ってみました。

意外と面白いですね!

アディオス!