― 幼年期から究極体までの40年以上 ―
ガンダムは1979年に『機動戦士ガンダム』が放送されて以来、40年以上にわたり世代を超えて愛されてきました。その歩みを「デジモン進化」に当てはめるとどうなるのか?
各時代の作品や社会現象を振り返りつつ、「幼年期」から「究極体」までの進化をまとめてみました。
幼年期(80年代)
ファーストから逆シャアまで
- 『機動戦士ガンダム』から『逆襲のシャア』へ至るまでの黎明期
- 映像作品の空白を補ったのが 『MSV』やプラモデル展開
- 玩具・模型ブームがファン文化を支え、今日の「ガンダム商業圏」の基盤を形成
まさに「まだ小さくても確かに存在を示した」幼年期。
成長期(90年代 → 00年代前半)
10周年『ポケットの中の戦争』~20周年『∀ガンダム』
- OVAシリーズ(『0080』『0083』『08小隊』)の連打
- 『∀ガンダム』で異色の試みも
- TV・劇場の表舞台から一時退きつつ、オルタナティブ展開でファン層を拡大
方向性を模索し、多様な「ガンダム像」が芽吹いた成長期。
成熟期(00年代中盤)
『SEED』『00』からお台場ガンダム立像へ
- 『SEED』『00』で再び大規模TV展開、若年層ファンも急増
- 角川漫画、ゲームなど マルチメディア展開が本格化
- 2009年には 実物大ガンダム立像が登場し、ガンダムは“社会的アイコン”に
世界を広げ、社会に完全に受け入れられた成熟期。
完全体(10年代)
UC、AGE、鉄血、ビルド、サンボル、Gレコ、G40
- 『UC』で宇宙世紀の物語が再び前進
- 『AGE』『鉄血』『ビルド』で多様な方向性を提示
- 『Gレコ』や『G40』などアート・デザイン領域にも進出
深さと幅を極め、ブランドとして完成の域に達した完全体。
究極体(20年代~現在)
『閃光のハサウェイ』、『水星の魔女』、横浜の動くガンダム
- UC映像の新展開として『閃光のハサウェイ』が始動
- 『水星の魔女』で新世代ファンを獲得
- 横浜で実物大ガンダムが“歩く”という、フィクションが現実化する瞬間へ
もはや作品を超え、文化そのものとなったガンダムの姿はまさに究極体。
まとめ
「ガンダム=デジモン進化」説で振り返ると、
- 幼年期=プラモとMSV
- 究極体=実物大で歩くガンダム
という対比が際立ちます。
1979年の小さな一歩は、今や世界中の街に立ち、歩き出す存在にまで進化しました。
ガンダムは今も進化を続けており、「次の究極体」はもう始まっているのかもしれません。
