なんなんだろう | いままでありがとね

いままでありがとね

結婚して22年。
2012年10月4日に子宮体癌で亡くなった最愛の妻の闘病の記録と
今までいっしょに過ごしたかけがえのない時間の記憶を綴っていこうと思います。

朝方3時半、トイレで目が覚め、左側の妻が使っていた座椅子に人影が。


目を凝らしてみると


妻だ!


妻が座っていて、何やら白い布のようなものを抱いていた。


私と目を合わすことなく表情はどこかさびしげな表情。


驚いたのと、やっと逢えた、そんな感情が入り交じる。


完全に目が覚めているから目の前の妻は幽霊ということなんだろうな。


幽霊でも逢えたからうれしい。


とにかく抱きしめたくて妻の体を抱こうとしたけど、感触がない。


座椅子のところをもう一度見ると妻はいない。


せっかく4年10か月ぶりにようやく逢えたのに、厳格だったのかな。


そのあと、トイレの中で、妻が抱いていた白い布のようなもののことを考えた。


!息子だ。


赤ん坊のころの息子だ。


そういえば、妻も若かったような気がする。


6月27日東京駅で私を振り切って逃げていって以来音信不通の息子。


息子に何か起きた?


数日前まで呑気にTwitterで何やらつぶやいてたし、ポケGOもやってるみたいだし。


なんなんだろう。


えつこ、おしえて。


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