妻とお出かけ(前) | いままでありがとね

いままでありがとね

結婚して22年。
2012年10月4日に子宮体癌で亡くなった最愛の妻の闘病の記録と
今までいっしょに過ごしたかけがえのない時間の記憶を綴っていこうと思います。

今日は朝5時に目が覚めてしまい、そのまま起きて朝食を作った。


昨日、子供たちがいたので夜はお好み焼きをした。


昨日のご飯と冷凍シーフードミックスが余っていたので、それを炒めてチャーハンを作って


子供たちが起きてきたら食べるようにメモを書いて、今日こそは妻といっしょに遠出をしよう。


6時に雨戸をあけると久々に日がさしていた。風もない。


よし、行くぞ!


妻の写真に「どこにいこうか」


やっぱり、八幡平アスピーテラインを走って雪の回廊を見に行きますか。


3年ぶりになるかな。


一昨年は東日本大震災でこられなかったし、去年は放射線治療でそれどころでなかったね。


食事をさっさと済ませて7時に家を出る。


妻の写真を車のフルントパネルに立てかけていざ出発。


時間も余裕があるので高速道路を使わずに国道を北進する。


まだ、桜も満開から少し散り始めているがきれいだ。


途中、入院していた病院を横目に走る。


その先に入院後最後にテイクアウトで食べさせた回転寿司の横を通る。


まさかあれが最後の寿司になると思わなかった。


テイクアウトできるメニューで一番いいのを頼んだけどあなたが全部食べきれないかと思って


1人分だけ持っていったら残さず全部食べたね。


もっと食べさせてあげればよかったな。


さらに20分ほど走ると今頃にはまったく横になれなくて電動ソファーをここまで来て買ったね。


納品が連休後1週間掛かると言われてあなたはすっかり気落ちしていたよね。


それほどしんどかったんだね。ごめんよ。わかってあげられなくて、


○夫はあなたに「1週間くらいは我慢しなさい」って言ってごめんね。


今はその電動ソファーであなたの温もりを感じながらお昼寝に使っているよ。


8時半頃八幡平のふもとに到着したら、表示版に


『八幡平アスピーテラインと樹海ラインは凍結のため本日12時まで閉鎖』


やっぱり。昨日は積雪で終日閉鎖だった。


それで、午前中予定を変更して、安比高原スキー場へ寄り道です。


20分ほど走り、ペンションビレッジを過ぎて安比高原スキー場の駐車場に着きました。


車は400台ほどで、ほぼすべて家族、カップルです。


春スキーを楽しむ人たちと、家族でゴンドラで頂上へ登って散策する人たち。


こんな場違いなところに乗り込んでくる勇気。表彰状もんでしょ。


妻の写真をジャケットの胸ポケットに入れて車を降りる。


いままでありがとね-APPI下から全景

さっそくゴンドラに直行。


券売所には、家族連れや、カップルが前にいる。


券を買ってゴンドラ乗り場にいく。


係りの人に「一人です」と告げて一人ドンドラに乗る。なんか寂しい。


妻の写真を胸ポケットから出してゴンドラから外の景色が妻から見えるように外に向ける。


いままでありがとね-ゴンドラ


いままでありがとね-APPIグランド

結婚した年の冬に東京から遊びに来た友人たちとここに来たよね。


自分達だけカップルでアツアツなところを友人たちに見せつけたよね。


今日はその逆。周りは御夫婦や家族連れ、カップルと見せつけられるなあ。


その幸せがいつまでも続きますように。


でも、自分たちのようにその幸せが続かないことも知っておいてほしい。


だからこの瞬間を大切にね。


ゴンドラで上までついた後、スキーをしに来ていたときは絶対に行かなかった


前森山頂上の展望台に徒歩で登る。


いままでありがとね-前森山頂上

ああ、ここは今あなたがいる場所に一番近いんだね。



いままでありがとね-頂上からの眺め

風が冷たいけれどあなたを感じる。


さあ、降りて今度こそ雪の回廊を見に行こうね。


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