こんにちは。
土屋佳瑞です。
久しぶりにお芝居を観てきました。
↑さすがに舞台写真はとれないので、県民会館前のお花を・・(^^)
お隣金沢出身で
現代劇の女形ともいわれている
篠井英輔さん主演の「グローリアス！」
実在した世界一音痴な華麗な歌姫、
フローレンス・ジェンキンズさんが
カーネギーホールのコンサートを
満席にしてしまったという
なんとも信じがたい事実を描いたコメディです。
実はあまり知識がなかったのですが
その人生を調べてみたら、
ネットでは
音声が紹介されているものまであって
聴いてみたら確かに・・・・。( ;∀;)
超が付く音痴なのに、
自分では天才的にうまいと思っている。
多少音が外れることもわかってはいるけれど、
（実際は多少ではないのですが・・）
何よりとにかく、音楽が好き！！な彼女。
本当に音痴なので
酷評され、揶揄されたりもするのですが
子供の頃から夢だった
“歌手としての人生”を
全力で生きているんですよね。
舞台では
若いピアニストとの出会いから始まりますが
最初はお金目当てで契約した彼の
彼女に対する関わり方が変化してくる様子に
リードされるように
彼女の人柄と
心から愛している音楽への挑戦と
その世界にいる人達への愛情を
一ミリも惜しまない姿に対して
なんとも愛おしい気持ちになってきました。
それにしても
私たちが日ごろ感じている
人の魅力って
いったい、何で決めているのかなあと
考えさせられます。
彼女の場合
歌手といえば歌がうまいもの、
という常識を打ち破る驚きが
ある種の魅力だったかもしれません。
聴衆の半分は
ある種の怖いもの見たさ
笑いのネタとして
扱っていたのかもしれないけれど
当の本人は 自分では超音痴だとは
思っていなかったみたいですから、
やはり、その決して恥じることなく、
堂々と心から音楽を楽しみ、
愛している姿こそが
何よりの強みであり
唯一無二の魅力となったのかもしれません。
人を引き付ける魅力とは
私たちが日ごろ価値を置きがちな
何らかの優劣とは
全く違うところにあるのでしょうね。
役者さん3名と
ピアニスト1名での舞台。
とても丁寧で、いい舞台でした。
それにしても舞台を観ると
やっぱり
またお芝居をしたくなります。
体力的・時間的な問題はありますが・・
きっと、またいずれ(^^)
グローリアス！公式HP
↓↓
http://www.glorious-stage.com/
土屋佳瑞ブログ
”違いが価値になる” ～ № １９３２～
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