こんにちは。
土屋佳瑞です。
コーチングや心理学を学んだり
様々な自己分析に出会うと
“自分が思っていた自分の姿”に
また新しい部分が見つかったりしますが
正確には
新しく発見したこと、というよりは
ああ、それってこういうことだったんだ！
というような
新しい見解、という方が近いかもしれません。
長くご縁をいただく研修やセッションでは
受講生さんやクライアントさんにも
そういう瞬間がかならず訪れます。
そんなときの「腑に落ちた感」は
とても深くて、その後から明らかに
表情や言葉が変わっていくのを感じます。
自分の中にありながら
自分でわからない自分、納得のいかない自分、
どうにかして 何とかしたい自分、
そんなものを 丸ごと受け止められる。
そんな気持ちになるのではないでしょうか。
私自身の体験で言うと
たとえば、エゴグラムやコミュニケーションスタイル、
ストレングスファインダーや効き脳など
幾つかの分析を重ねてみて
よりクリアに見える部分に
「あ～、そうそう、そういうことだったのね！！」
と何年も前の光景がフラッシュバックして
目の前に現れるように“納得”したことがあります。
その一つが
コミュニケーション・共感脳の特性と
サポータータイプの分類、
そしてエゴグラムでのNPとACがとても高く
FCが最低だった会社員時代のある頃のこと。
FCが最低ラインでACがとても高い。
明らかにかなりのストレスを抱えていました。
MAX数値のNPで
「相手のために、～してあげなきゃ。」と思い
さらにCPも高かったので
「上司の期待に応え成果をださねば！」
「先輩として、会社員として○○であるべき！！」
と、ま～。がんじがらめです( ;∀;) 怖い怖い・・。
それでも仕事は計画通りこなし
（Aも高い状態でした）
でも、頑張っても、頑張っても、
周囲とうまくいかず・・。
（そりゃそうですよね）
こんな時、対人関係でよく陥っていたのが
相手の気持ちを慮ろうとして、
余計にドツボにはまるということ。
“あ、今○○さんこういう気持ちかも。
だったら本当は××しなきゃいけないけれど
ここは ちょっと合わせて譲った方がいいかな～。“
そんな余計なことを考えるこの状態は
完全に軸がブレていて
はたから見たら、
「媚びてる」「一貫性が無い」
と思われてもおかしくないもの。
そしてあとで
“やっぱり ××にすればよかった、何やってんだ私！”
と自分を責める。
全くうまくいかないルーﾌﾟに陥っていました。
ここから抜け出したのは
コーチングで「自分を認める」ことを
学んだことが きっかけなのですが
私の特性、強みを合わせて考えてみると
そもそも“共感脳”が高い分
自然に相手の気持ちをキャッチしようと
してしまっていたんですよね。
そのころ私がいたチームは
かなり波乱含みで課題が多い状態でしたから
感情に軸を置いて、一貫性がないままでは
メンバーをまとめることなどできないはずです。
私の特性が 弱みになっていた。
今ならよーーーく、わかります(笑)
自己分析したり
コミュニケーションを学ぶ人は
最初は、今目の前にある課題解決に
それを使いたがりますが
結局のところ、
「あ。これ。私の癖だ」
と見つかる瞬間の出現を得て、
始めて これまでの出来事の「真の繋がり」が
俯瞰できるんですよね。
自分の特性、強みともいえるものは
自然にできてしまう、
気付かないうちに発揮している癖のようなもの。
それが目的に有効に働いているかどうか。
それを知るには、やはり
「学びと実践、その振り返り」
しかないなあと感じています。
明日の研修で扱うテーマはこの部分。
果たして、リーダーのみなさんは
自分自身に何を見つけてくださるでしょうか・・。
あのころの自分を重ね、
ドキドキとワクワクが混じっています。
土屋佳瑞ブログ
”違いが価値になる” ～ № １９２１～
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