こんにちは。
土屋佳瑞です。



人の第一印象は一瞬で決まる、といいますよね。
特に私たちは情報の8割以上を
視覚から得ていると言われていて

直観でなんとなく感じる
「あの人ってこういう人だ」の判断には
いわゆる“見た目”もそうですが
相手の表情や姿勢、ふるまいなどが
大きな要素を占めていると考えられます。

一緒に仕事をしている相手の場合は
日常何度も会うわけですから
第一印象そのものではないのですが
特に接点が少ない相手とは
やはりこの“見た目”から
相手の印象を決めていることが多いようです。

例えば仕事中の表情や態度はどんな感じか
バタバタせわしなく動くのか
ゆっくり、静かに動くのか
資料を手渡ししたとき笑顔で受け取るのか、
表情を変えずに受け取るのか
すれ違うとき どんな態度で挨拶するか・・

それらから一度
「なんか、いやな感じ」という印象を持ったら
その印象がベースとなって 無意識に
「この人は、いやな感じの人」という
分類をしてしまいがちですよね。

そういった思い込みは、
またしっかり相手にも伝わってしまいます。

なぜなら相手と接するこちらの表情にも
「この人 嫌な感じの人なんだよね」
みたいな感情が出てしまっているんですよね。
それが相手にとってまたネガティブな印象を与える・・。
うーん、堂々巡りですね( ;∀;)

 


  
ただ、視覚から入る情報は影響が大きい分、
これまでとは違う姿を観たときに
大きく印象を変えることがあります。


イマドキのファッションで
挨拶もまともにできない新人・・と思っていたのに
社員一斉の掃除タイムに一人黙々と、
誰もやらない草むしりに取り組んでいた姿を観たとき。

いつもしかめっ面で几帳面で怖い印象の上司が
出産後、子供を連れてきた同僚に
満面の笑みで子供をあやしながら「体調はどうだ?」
と会話したのを観たとき。

そんなちょっとした「あれ? いつもと違う」
と感じる行動や表情を観ただけで
相手の印象は随分変わります。


これって、結局のところ
私たちはまだまだ その相手について
知らないことのほうが多い、ということです。


同じ組織にいても
第一印象のように 日常のほんの少しの接点で
少ない材料で瞬間的に印象を決めてしまう。
そんな ある意味変な特技が 
私たちにあるとうことなんですよね。


誰でもそうですが 仕事をしている時は
みんな必死です。
少しでも解決していきたい案件がたくさんある中で
相手をよく見て理解する、という時間は
想像以上に少ないのです。

それでも、一人ではできないことを
ともに実現するのが会社であり組織である以上

やはり ともに働くメンバーのことは
できる限り、一面だけを観て思い込むのではなく
“そういう傾向が私たちの思考にはある”
ということを知ったうえで

今 私が知っている姿とはまた違う相手の姿を
発見できるかも!と
相手に興味関心を持って関わっていく。

そんなことを大切にしていけたらと思うのです。




さて、また一週間の始まりです。
今週は 相手のどんな新しい一面を
みつけられるでしょうか。


ぜひ、見つかる、でなく みつける、で
行動してみてください。

面白い変化がおきるかもしれません(^^♪
 

 

 

土屋佳瑞ブログ
”違いが価値になる” ~ № 1871 ~

 

 

 

 

 

 

 

 

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