もし環境が変わったとしても | コーチング・ガレージ

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公認会計士、弁護士、中小企業診断士、理学療法士、薬剤師、建築士、経験豊富な企業人のプロコーチチームが執筆するブログ。

今回は公認会計士×プロコーチの塙健一郎が担当です。

環境を変えると人生が変わる、なんて言います。

そんな環境を変える手段の一つに「引越し」があると思います。

私は高校卒業まで茨城県の鉾田市(農業、特にメロンで有名)で育ち、その後はあちらこちらに引っ越し、その回数は覚えている限りで16回。


期間に長短はありますが、平均すれば成人後は2年に1回以上は引越している計算です。

それだけ人生を変えるきっかけがあったはずなのですが、実際のところ引越しのたびに得る気づきは「家にこんなに荷物があったんだ」ということ。

気づきとすらいえないようなことですが、普段クローゼットや引き出しの奥底に眠らせているものも、引越しの時には一旦取り出し全て段ボール詰めの作業を経るため、嫌でも様々な荷物が目につきます。

家具や家電製品に始まり、いつ買ったか思い出せない数々の置物や、思い出深いグラス、食器類、手垢にまみれた本や使わなくなったゴルフセットなどなど。

そして、そのたびに、これを機に整理して不要なものを捨てようという思いが頭をよぎりはするものの、私の場合、結局大半は「捨てられず」に終わる。

そしてまた時が流れ、次の引っ越しの機会が巡ってきて・・・。

「引越し」は環境を変え、人生を変えるきっかけになると書いておきながら、「捨てられない」ということは、私の場合、環境を変えたくない、「変わりたくない」という、やや後ろ向きな気持ちが背後にあったのかもしれません。

人生を「変える」ということは、とりもなおさず今の自分を変えるということ。

そのためには今あるものを捨てて、新しいものを取り入れていくという意志が必要。

当たり前ですが、環境が変わるから人生が変わるわけではなく、「変える」という意志の上に環境が作用して、はじめて人生を変えることができる。

「変える」という意志があるなら、環境を変えることは人生を変えるために大きく役立つはず。

そんな環境を変えるための選択肢に、「引越し」だけではなく「コーチング」も含まれているとプロコーチとしては嬉しいですね。