本日の担当は、中小企業診断士×プロコーチの森琢也です。
「誰か、この人のために!」と強く思うことで人間は大きな力を発揮できることがあります。
たとえば、何か大きな災害が起きた年ほど、スポーツで偉業が達成されることがあります。
阪神淡路大震災のときに、神戸に本拠地をおくオリックスのリーグ優勝。
東日本大震災のときに、なでしこジャパン ドイツW杯優勝。
いずれも、「被災した方、日本を元気にするために!」と選手たちが奮起したといいます。
『自分のために』だと、「ま、いっか」と心が折れてしまうことも、誰かのためにだったら頑張れたり。
新米ママたちが授乳のために夜中どんなに眠くても起きようとするのは、まさにわが子のため。
自分のためなら頑張れないことも、誰かのためなら頑張れてしまうのだと思います。
「この人のために!」
「この人を喜ばせたい!」
そんな想いが具体化されるほどに、使命感がみなぎり、みなさんの力は引き出され、思いもよらぬ成果を引き寄せます。
ゆえに最近コーチングセッションでも「誰を喜ばせたいですか?」という問いをよく使っています。
翻って、さて、じゃあ私は誰のためなら頑張れる?
もちろん、妻子のためなら頑張れる。
ほかには??
先日来、東進ハイスクールを運営する㈱ナガセ様からご依頼いただいた社会人向けの『決算書の読み方』という動画講義のコンテンツ作りに四苦八苦していました。
色々こだわって、なかなか終わりが見えない。終わりが見えないと苦しい。。
でもこだわりも沢山あって、「よくまぁそこまでやるわ」と自分でも呆れながら、まさに自分で自分の首を絞めていました。
一旦目途づいて、「なんでそこまでやったのか?」「誰のために頑張れたのか?」と振り返ってみたのですが、そしたら意外な答えが自分の中から返ってきました。
『過去の自分(のような人のため)』
あ、私って過去の自分をペルソナにしていることが多いなって気づきました。
過去、何度も簿記に躓いた自分(のような人)を救いたい。
コミュニケーションに悩んでいる人を助けたい。
就活や転職活動で自分のことをうまく伝えられない人を支えたい。
あー。。なんだか力を発揮できるときって、決まって過去の自分をイメージしているときだ。。
この気づきって、大きいなと感じました。
「出来ない」、「苦しい」、そんな気持ちでもがき苦しむ人を助けたい、、ちょっとおこがましいのですが、この思いが私にとって大きな原動力として働き、仕事へのこだわりを高めるようです。
みなさんは「誰」をイメージできると、より大きな力が発揮できますか?
以上、
中小企業診断士×コーチの
森琢也でした!