こんにちわ
次への一歩をアシストするビジネスコーチの福田です。
建設業・SIerを経て、通信建設の業界で経営管理部門を経験し、今は住宅産業で専任技術者という立場で、緩やかに経営変革の成り行きを観ています。
いろんな方が頻繁にブログを更新している様をみると、その感受性豊かな文章、考察力、なんといっても更新し続けるエネルギーみたいなことに感心します。
ただ、記憶に残り、心に響くのは、シンプルに共感したときか、考察のくり返しからなにかしらの結論を得たときでしょうか。そうした意味で、このリレーブログは、投稿を公開するまでのお仲間とのやり取りから、多くの気づきを得ます。
そんなやり取りのなかで、阿部コーチからは「フィードバックはポジでも、ネガでもありがたし」なんてコメントがありました。
そうでした。感受性が高く、内省力のある人は、ポジティブなことだけではなく、ネガティブなことからも成長に繋げるんですよね。
ところで今週は、会員制SNSのオンライン勉強会に参加しました。誰もが知るグローバル企業の、それも数社のトップを歴任し、ビジネス書の著作も多い方の講話でした。ビジネスパーソンに向けてのリーダーシップ論を軸とする内容です。
お話しのなかで、幾つか、なるほどと思えるキーワードがあったけれど、そのひとつが、「強制目標」と「納得目標」。インターネットでググると、いろいろと語られているようです。
「強制目標」の意味は、文字どおり。本人の意図・期待とは関係なく、上司から与えられた目標。本人の内から湧き出てきたことではなく、また選択の余地もないので、俗にいう「やらされ感」に繋がり易い目標といえそうです。しかも、達成し易いレベル設定になりがち。
これに対して「納得目標」は、これも文字どおり。本人が納得感をもって取り組める目標。
そして、私が考える納得目標へのアプローチは、ふたつ。
ひとつは、上司から与えられた強制目標も、自分なりの解釈と意味づけで、納得目標に置き換える。
ここで思い出すのが、冒頭で紹介した「フィードバックはポジでも、ネガでもありがたし」なんていう阿部コーチのコメントです。
上司に恵まれ薫陶を得たのか、反面教師の下で自分を鍛えたのか。まあ、両方でしょうが、いずれにしろ自分との対話、内省力を想像します。
納得目標へのもうひとつの、そして今様のアプローチが、上司とのコミュニケーションを通じて納得感を伴って設定される目標。内省力を獲得できていない場合は、殊更、上司との信頼に基づくコミュニケーションが前提となるでしょう。
ところが、その前提が出来上がっていない場合は、納得目標と錯覚したままの説得目標、あるいは誘導目標に陥っていて、上司もそのことに気付かない。だって、コミュニケーションした結果、ではあるのですから。
あなたは、あなたの部下が納得目標を立てている、と確信できますか?
あなた自身は、あなたの目標が納得目標と自負できているでしょうか?
ストレッチの効いた納得目標にリブートするために、あなたはどうしたいですか?
機会があれば、聴かせてください。
「思考整理の案内人」こと福田でした。