本日の担当は、中小企業診断士×プロコーチの森琢也です。
4-6月は、新入社員や若手社員向け研修のお仕事を沢山いただきました。
様々な企業様に伺ったのですが、研修後に人事担当者の方から「最近の若者って言ったらよくないですが・・・」という前置きのあとに、打たれ弱い、プライベート重視、現状維持、受け身、、、等、悩みの種と相談を頂くことが多くありました。
みなさん、本当に頭を悩ませている。
そして、最後には「やっぱり、今どきの子は・・・」と言いたくなってしまう。
気持ちはよくわかります。
人事のみなさんと話する際、まずはよく聴いてから、ひと段落したところで、「ところで、最近大谷翔平さん、すごいですよね」「サッカーも海外で活躍する選手多くて、日本代表も好調ですよね」と話題を振ります。
大谷翔平さんもサッカー選手たちも、ストイックにトレーニングに励み、過去の日本人選手たちが超えられなかった壁を乗り越え、偉業を達成しています。
特に私はサッカー好きなので、サッカーに焦点を当てると、過去は海外選手と競り合いで負けることも多かったですが、今の選手はフィジカルで負けなくなりましたし、昔は上手い選手ほど走りませんでしたが、今は上手い選手ほどディフェンスでも走り回り、決して手を抜きません。おそらく相当なトレーニングを積んでいると思います。そして語学勉強にも熱心で、英語にとどまらず多言語を話せる選手も増えています。
そんな、彼らも”最近の若者”です。
最近の若者でもある、スポーツアスリートたち。そんな彼らに”打たれ弱い、プライベート重視、現状維持、受け身”というキーワードは全く当てはまらないように感じます。
では、目の前の新入社員と、スポーツアスリートの若者たちは何が違うのか?
私が考える、決定的な違い、それは・・・
夢や目標、ビジョンの有無
最近の若者たちだって、夢や目標、ビジョンがあれば邁進する。
むしろ、過去の日本人を遥かに上回る成果をあげていく。
実際、研修で複数社を回って思うのですが、若手社員たちが「これをやり遂げたい!」という想いを持っている場合、残業も長時間労働も厭わず取り組んでいる姿を見かけます。
または、非常にライフワークバランスが整った好待遇の職場をわざわざ辞して、ベンチャーに飛び込む若者もいます。
若手社員の夢や目標、ビジョンを掘り起こし、会社の方向性とすりあわせつつ、背中を押していくと、もしかしたら大きな成長が期待できるのかもしれません。
人事や育成側の、内なる動機付けの必要性がより高まっていくようにも感じます。
以上、
中小企業診断士×コーチの森琢也でした!