今回は、公認会計士・税理士の塙健一郎が担当します。
年末になると、不思議と一年を振り返りたくなりますよね。
ところで先日、久しぶりに東京駅の八重洲口を歩く機会がありました。
工事が長く続いていた印象がありましたが、
今ではすっかり景色が変わっていました。
高層ビルが立ち並び、ホテルや商業施設が軒を連ね、
まるで別の街のような洗練された雰囲気。

以前の八重洲といえば、バスターミナルや古い飲み屋街。
どこか雑然としていて、便利ですが、
あえて訪れる場所という印象はありませんでした。
それが今では、国際的で洗練された街へと変貌を遂げています。
その姿を目の当たりにして、ふと思いました。
「この一年で、自分はどれだけ変われただろうか?」
街も、人も、変化は不可欠。
変わらなければ取り残されてしまう。
そんな時代を、私たちは生きている。
そう思っています。
ですが、日々の忙しさに追われていると、
自分のことは、つい後回しにしがちです。
「今のままでも特に困っていないし」
「変えるには時間も労力もいるし」
そんな言い訳をしながら、
本当は気づかないふりをしているだけなのかも。
心理学では、自分自身に問いを投げかける「内省」が、行動変化の出発点になると言われているそうです。
そうだとすると、決して大きなことから始める必要はない。
むしろ大切なのは、小さな問いを自分に投げかけてみることかもしれません。
たとえば、こんな問いはどうでしょうか。
「今の働き方に、心から納得できているか?」
「10年後の自分は、どんな暮らしをしていたいのか?」
「日々の行動は、その未来につながっているか?」
「本当に大事にしたいものを、きちんと大切にできているか?」
年の瀬は、立ち止まるには絶好のタイミングです。
街の再開発には時間も手間もかかりますが、
その分、大きな価値を生み出しています。
自分自身に対しても、
同じように手間をかけてあげる時間が必要。
立ち止まり、考え、言葉にしてみる。
誰かと対話してみるのもいいかもしれません。
紙に書き出してみるのも効果的だと思います。
自分の内側にある思いや願いを、
一度きちんと掘り起こしてみる。
その時間が、変化の「きっかけ」になる。
来年、どんな自分でいたいか?
この問いに、少しでも心が動いたなら。
年末のこの静かな時間に、
自分自身の「再開発」を、そっと始めてみませんか。
