第2回目の読書記録である。第1回目は前置きだけで終了した。今回記録しておきたい書籍は、
「おれは無関心なあなたを傷つけたい」
(村本大輔)
である。ウーマンラッシュアワーの村本氏が著者である。
はじめに強調したのは、この本はめちゃくちゃ面白い、ということだ。誰かに紹介したいぐらいだ。だから、この本が読書記録の1発目に来た。
面白い。私はこの方をよく知らなかった。というか今もよくは知らない。ただ、イメージとは随分違う。この方は私のイメージだと、ただ口の悪い漫才師という印象しかなかった。そのただの漫才師がまた変な本でも出したんだろうというのがこの本に対する最初の印象である。だが、最初に浮かんだ印象はこれだけではない。タイトルにもかなりの引っかかりを覚えた。タイトルもそうだし、表紙の作りも。
何か引っかかる。果たして、その引っかかりはただの気のせいではなかった。
実は、まだ読み終えていない。たぶん、半分くらいだ。書いてある内容はざっとこうだ。
日本には(世界には)、日本人が知っておくべき(不都合な)真実がある。あるのだが、それが意図的にないものとされている。不都合なのは誰にとってなのかはよく分からないが、とにかく色々なことが隠されている。アメリカに渡り、現地では政治問題や社会問題をネタにしたお笑い(?)が普通に行われており(日本ではお笑い芸人はもとより、芸能人がそういった問題を発信したり取り扱ったりすることがタブー視されているのか、ほとんど見られない)、それを目の当たりにした著者が、日本人が知らない、日本の問題について体験をもとに語っている。しかもユーモアを交えて。
読むだけで勉強になり、何か行動をしたくなる。調べたくなる。読みやすく、ユーモアもなかなか秀逸なものが多く、あっという間にページが進む。
あまり内容について書くとネタバレになるが、そんなことより、この本はそのうち話題作として取り上げられ、多くの人が読むことになるのではないかとすら思わせる。もちろん、内容が内容なだけに、どこまで宣伝されるかは分からないが。それなりに知名度がある芸人がタブーに切り込むのは宣伝するほうだって慎重になるのではないかな。とにかく、その辺の耳障りの良い本とは一線を画す。
読んでいて思うのは、人生に限りがあること。突拍子もなく、また、人生は有限であることは常々自分自身が思っていることだが、この本を読んでもそれは感じる。あまりに色々な問題がありすぎる。一代だけでなんとかなっていない問題も多くある。この本で取り上げられている問題は複数あるが、どれをとっても多くのエネルギーが費やされている。著者は、それぞれの問題について、実際に当事者と関わり、漫才等を通じて発信を重ね、しかも本著まで出版している。相当にエネルギーがあり、また、問題に対して本気なんだなと感じる。
こんな面白い方だとは思わなかった。本著を通じて、諸問題について強烈に興味をもっただけでなく、この方の今後についても目が離せないなと思っている。
