カナダ〜アメリカの第4弾だ。
今回はアンテロープキャニオンに行ったときのことを振り返る。



 綺麗な場所だと思わないだろうか。同時に、不思議な場所だなと。

  

 CMか何かで目にして、心奪われた。「この場所に行ってみたい。この風景をバックにした自分の写真を撮ってみたい。」

 初めて見た時は、ここがどこで、なんていう場所かも知らなかった。

 程なくして、アメリカ・アリゾナ州にある有名な観光地だと知った。

 アンテロープキャニオンは砂漠にある。砂漠の鉄砲水が作り出したらしい。現地に行くには自力では無理で、近辺を守っているナバホ族に案内してもらう必要がある。

 この光景を初めて見てから3ヶ月後、私はこの場所に立っていた。

 行こうと決意してから達成するまでが早かった。タイミングが良かった。

 カナダ〜アメリカの旅のかなり終盤のほうだ。終盤には、グランドキャニオンやセドナにも立ち寄った。地理的に近いのである。どれも絶景であったし、できればまた行きたい。

 行きたい、行きたいと思いながらもう10年近くが経ってしまいそうだ。当時と比べ、家族ができ、就職もした。そして、このコロナ禍だ。いつ行けるか分からない。だからこそ、この旅には行っておいて良かった。旅に目的はなかったが、行けるタイミングはこの時が最後だった。目的がない私に、「目的がないからこそ、行くんだろ」と大学時代の恩師は背中を押した。

 世界中に行きたい場所はあるが、この人生で全部回るのは無理だ。1箇所たりとも行けないかもしれない。

 日本国内にも行きたい場所はたくさんある。もう一度行きたい場所もたくさんある。

 それぞれの場所に思い出がある。(続)