「なの?」と「なんだね。」の違い | 7歳&9歳の『子育てコーチング』by森琢也

7歳&9歳の『子育てコーチング』by森琢也

『社会人クライアントより強敵な我が子にどこまでコーチングが通用するのか?』7歳と9歳の我が子との悪戦苦闘を綴ります

みなさんこんにちは。森琢也です。

 

後輩から、こどもがイヤイヤ期になったので昔の記事を読みたいといわれ、加筆修正で再度投稿してみます。

 

3年前、朝愚図りまくっていた上の子(娘当時3歳)が頑張って、自分で起床できることが増えました。

「はーあ、よかった。」・・・。とは、まだいかない。笑

 

起きた後、愚図るケースはまだまだあります。

子育てに、一発解決なんてない!!

 

子供の気分は、山の天気のようで、移り変わり激しいです。ほんと、朝って時間ないのにね・・・。先日も、少し早く起きてきて、今日はいい調子だなと思っていたら、「また寝たい・・・。」と言い出しました。「いいよ、いいよ、まだ時間に余裕あるし。」と思っていたら、なかなか寝室に戻りません。

 

「あ、行かないのね~」と思って放っておいたらいよいよ朝食始めるというタイミングで、「また寝たいの!(怒)」と愚図りだしました。すごい勢いで、妻に突っかかっています。

 

いやいやいやいや、だったら、さっさと寝室戻ればよかったじゃん!!

 

「もー、ふざけんなよ!」と、もちろん思いました。

 

「いい加減にしなさい!」と口に出かけました、0.5秒前。ふと、火に油を注ぐイメージが湧きました。

 

うーん、いやいや。ちょっと待て。、グッと堪えて、聞いてみると、どうやら、妻と一緒に寝室でもうちょっと寝たかったらしい。その主張の良し悪しはひゃっっっっぽ譲って、「そういうこと」、らしい。もうこの状態は、本人の気持ちを受け止めた方がトータルで見て早期解決だなと思いました。

 

ただ、ちょっとイラついている自分もまだどこかにいる。いつも通り、受け止めながら話を聴こうとしても、なぜか反応が悪い。あれれ?魔法が効かなくなったか?

 

・・・あ!

 

娘:「また寝たい!(怒)」

私:「また寝たかったの(?)」

娘:「また寝たい!!!!!(怒)」

 

気持ちを受け止めようと心掛けていたのですが「~なの(?)」と返答していました。自分ではそのつもりでしたが実は出来ていなかった。。

 

「~なの(?)」って疑問形ですよね。本当にそうなの?と聞き返しているようにも感じられます。ハタと気づいて対応を修正しました

 

娘:「また寝たい!また寝たい!!」

   (ちょっと酷さが増している)

私:「また寝たかったんだね」

娘:「・・・。    うん、あいちゃんまた寝たかったの...」

私:「そっか、また寝たかったんだね」

・・・

 

「~なの(?)」から、「~なんだね。」に変えただけ。でも、一気に心の扉が開きました。(たぶん1分くらい)

やっぱり、ちょっとイライラしていた自分がいてしっかり受け止めきれずに、「なんでそうなの?」的な気持ちが、混じっちゃったんだと思います。受け止めてるつもりなのに、意外に、自分の感情が最後の最後、語尾に表れていたりします。幼児でも、愚図っていても、子供はそこはちゃんと聞き分けている。

 

受け止めているつもり、はあくまで「つもり」。相手が子供でも大人でも、受け止めてるつもりなのに、上手くいかないなって思ったら語尾を含めて一旦客観的に見直してみると良いかもです。

 

【コーチングの復習】

☑「受け止める」が本当にできているかどうかは、相手の反応をみて点検する

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

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