タイムアウトとタイムイン | コーチング1グループ発達障害ブログ

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LD、ADHD、自閉症スペクトラムなどの発達障害に関するブログです。

こんにちは、発達障害コーチの山本です♪

発達障害のお子さんの問題行動に有効な方法としてタイムアウトとタイムインがあります。
どちらが自分のお子さんにとってより良いのか見分けながら行う必要があります。

◎タイムアウト
タイムアウトはお子さんを隔離し、クールダウンさせ、反省を促すことです。
小学校のとき、クラスの問題行動に対し、先生が教室から出ていき、
反省を促すといった経験をしたことがある人もいるかもしれません。これがタイムアウトです。

タイムアウト中、終始親は落ち着いていることが大切です。
問題行動をやめない場合、家庭であればどこか決められた椅子など、指定の場所に子どもを1人にします。
ただし、狭いところや暗いところに閉じ込めることはせず、親の目の届く場所にしましょう。
そして、なぜタイムアウトを行うのか、何を考えてほしいのかをきちんと伝えます。

タイムアウトの時間の目安は“年齢×1分”です。
5歳なら5分というわけです。泣き叫んでいて冷静ではない時間はカウントしません。

タイムアウトが終わったら、お説教はせずに、「タイムアウト」は終わりとだけ言い後は水に流しましょう。
1人の時間でお子さんはしっかり反省しているので、それだけで充分です。

◎タイムイン
この方法では、子どもを落ち着かせるために、
まずは親が近くで静かに寄り添いながら子どもの言い分を聞きます。
ここではどんな言い分も否定せず、受け止めるようにしましょう。
そして、ある程度子どもが冷静になったら、
今後はどうしたらいいか親子で話し合うようにするのです。
すぐに正しい行動をさせようとせず、冷静になる時間を設けるという意味ではタイムアウトと同じです。

タイムインにおいては“親子で話し合う”ということが重要視されていますが、
親が完全に主導権を握ってしまってはあまり“話し合い”の意味がありません。
ぜひ、子ども自身に考えさせてあげましょう。



近年は「頭ごなしに叱ってはいけない」ということを意識している家庭も増えているのではないでしょうか。
親があれもダメこれもダメ、と禁止事項ばかり増やしていると、
子どもがやる気を失ってしまう
とも言われています。
また、ひとつの答えを与えるのではなく、日常生活の中で
複数の選択肢を与えて子ども自身が今後どうすべきか道を一緒に選ぶことが重要です。


よかったら参考にしてみてください♪



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