ある名古屋のリクルート系の営業会社。


Before

営業マンを多く抱えるその会社は、
他の業種と変わらず、一人ひとりにノルマがあり、
外へ営業しに回るか、中でテレアポか報告書を書くなど
毎日遅くまで仕事をしていました。

そこの会社からの相談内容は、
「うちの社員はこちらが聞くかギリギリにならないと報告してこない。
 どうしたら社員の方から積極的に報連相をするようになるか?」

経営陣だけでなく若手社員の話を聴いたところ、
このようなコミュニケーション風土がありました。

「雑談する暇があるなら、手を動かせ」

社員の人たちは息抜きに隣の席の人と話をするのもはばかれ、
またネガティブな報告をすると叱られるので、
報告はおろか相談すらもなかなかしにくいほど、
経営陣と社員の間には見えない頑丈な壁がありました。


After

そこで社長が雑談をどのように捉えているのかを聴き、
また雑談をしないことによるデメリットを考えていきました。

その結果、この会社は喫煙率が高く、
事務所のあるビルの1階にある喫煙所とその横にある自販機を使うことから
そこに社員と居合わせたときに経営陣の方から雑談をすることを提案しました。

 



雑談なので仕事とは関係のないプライベートな話を
できるだけするように合わせてお願いしました。

すると、社員のみなさんは経営陣と話すことに対する緊張が溶け、
雑談だけでなく仕事の相談をしてくるようになりました。

もちろんそれは喫煙所だけではなく、事務所でも行われるように。


報連相とは

ホーレンソーと言いやすいので
報告・連絡・相談 という順番で言いますが、
実際のコミュニケーションの流れは
・未来のことについて「相談」
・現在のことについて「連絡」
・過去のことについて「報告」
となり、時系列は順番が逆になります。

部下に主体的に動いてほしいマネジメントをするなら、
まずこれからしようとすることについて本人から話を聞きやらせてみる。

最初のボタンの掛け違いがなければ、
大きくコースを間違えることはありません。

「調子はどうだ?」

と仕事を投げっぱなしで終わらずに時々気にかけて声をかけ、

「何か気になることがあればいつでも一緒に考えてあげるよ」

と伝えれば、困ったときに部下の方から相談や連絡をしに来るはずです。



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