やることが明確になっているのに、
なかなか行動に移せないことがあります。
・やったことがないことを始めるとき
・苦手意識があるものを行うとき
これらの場合にそんなことが起こります。
そんなときに上司はどう支援すればいいのかというと、
それがベイビーステップというものです。
ハードルを下げ、小さくてもいいので最初の一歩を
踏み出させるやり方です。
私が先輩コーチにコーチングを受けたときの経験をシェアします。
コーチ業をスタートしてまだ3，4年の頃。
個人コーチングだけでなく企業コーチングをそろそろ始めようと
法人営業を飛び込みで行うことを考えていました。
どこへ行き、だれと会い、何を、どうやって伝えるかまで
具体的になっていました。
しかも「この日はあそこへ行って、次はそこにも寄って
1日で4件は回れる」はずとシミュレーションまでできていました。
それにもかかわらず外回りへ行く勇気が持てずにいました。
ちょうどそのときコーチを付けていたのですが、
このことを話したら、
「田中さん、だったらまず1件だけ行ってみましょうか」
と提案されました。
1件だったら行けそうな気がして、
翌日1件だけ回ってみることにしました。
すると、私の心配をよそに、営業先ではいい対応をしてもらい、
またそれなりに営業トークもでき、
その日は結局5件回ることができました。
飛び込み営業は私のコーチ業人生の大きな一歩でしたが、
それは小さな一歩から始まったものでした。
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