部下がチームの役に立つだろうと思い、
自発的に事前に最新情報を集め、みんなにシェアをし、
それがとても役に立ったとします。
そんなときあなたならどんな言葉をかけてほめますか?
①「チームに役に立つことをしてくれて、なんて気が利く行動だ」
②「チームに役に立つことをしてくれて、なんて気が利く部下だ」
また、どちらの言葉の方が、
その後も部下はチームの役に立つ行動を続けると思いますか?
正解は、②です!
①と②の言葉の違いは、「行動」か「部下」かの違いだけです。
ほんの少しの違いが、その行動を促進するか抑制するかの分かれ目になります。
①は行動(To do)を、②は人柄(To be)をほめていて、
同じ行動(望ましい行動)を促進させたいのなら、②の人柄をほめる方が効果的です。
逆に同じ行動(望ましくない行動)を抑制させたいのなら、
人柄は否定せず、「その行動はよくなかった」と叱る方が効果的です。
つまり、ほめるときはTo be(人柄)、叱るときはTo do(行動) と
使い分けしましょう。