2戦は、アスレティックビルバオのホームスタジアムであるサンマメススで行われ、アスレチックビルバオが62で勝利。この結果、決勝戦への駒を進めた・・・。



A・ビルバオの特長は、アグレッシブな攻撃にある。トレーニングでは、ゲーム以上のテンションでタフなプレイをしている。マンマークトレーニングを徹底し、攻守の切替が早く常にゴールを目指している。

決して突出した選手はいないが、全員が後方から沸き出てきて豊富な運動量と連携プレイで相手を圧倒していく・・・。



ビエルサ監督が就任する前は、前線へのフィードを多用する攻撃スタイルだったが、現在はポゼッションと組み立て~突破を連携プレイでゴールを目指している。トレーニングで行われていることがゲーム上で表現されていた・・・。



一方、3部リーグのミランデスは、リーガの1部チーム(ビジャレアル、ラシン、エスパニョール)を倒し準決勝にたどり着いた。

トーナメントではどの国でも下部のチームがジャイアントキリングになることが珍しくない。



ミランデスを見て感じたことは、3部のチームであっても堂々とプレイしていることである。ビルバオとの差は、技術的な差や戦術的な差はあまり感じられない・・・。



個人スキルは3部の選手であってもレベルがかなり高い・・・。特にプレイする際のコーディネーション能力(フットワークなど)や基本技術はA・ビルバオと変わらない。




ミランデスは仕事をしながらトレーニングをしている小さな村のクラブチームだから様々な面で限界がありそうだが、A・ビルバオ相手に2ゴールしたことはスキルレベルとスペインのサッカーレベルが高いことを示している・・・。



埋め尽くしたスタジアムは、決勝進出を決めた多くのファンやサポーターでかなりの盛り上がりであった。



その中でスペインのサッカー文化を垣間見たのは、相手選手や自チームの選手が交代で退場する際には、スタンディングオーベーションでその選手を称えていたことである。



ファンやサポーターの歌が自然と湧き出て一体となる雰囲気はなんとも言えない味わいがあった・・・。



A・ビルバオは、5月に行われる決勝戦でバルサと対戦する。これも楽しみな一戦ですね・・・。




差を感じたのは、連携プレイの中でのスピーディなプレイとフィニッシュの精度、ゲームの流れを共有していたことである・・・。




台所事情が苦しいバルサがホームでレアルソシエダを迎えた。前試合のバルサは、スペイン国王杯の第1戦でバレンシアに11のドローであったが、その試合ではイニエスタ(怪我)、シャビ(温存)の不在が響いた・・・。


そして今日の試合も同じく飛車角を欠いたバルサが苦戦する。ソシエダ戦では、バルデス、プジョル、マシュケラーノ、アウベス、セスク、メッシが出場し他カンテラーノを起用。イニエスタは怪我、シャビとピケ、アビダル等は、スペイン国王杯準決勝第2戦への温存か・・・。


ソシエダは、15軍のバルサに対しアグレッシブな守備でバルサの攻撃に応戦するが前半9分、メッシからのスルーパスにカンテラーノのテジョが先制ゴールを挙げる。一方、ソシエダも素早いカウンターから決定機を作る・・・。ソシエダの決定力があれば前半は五分五分だった・・・。


後半、ソシエダは攻守が切り替わった瞬間にバルサのDFラインの裏を突く攻撃から同点ゴールへの決定機を作るがバルサGKバルデスに阻止される。



後半に入るとシャビがWPを開始・・・バレンシア戦でもシャビを温存したバルサは、第2戦を視野に入れながらシャビ投入チャンスを伺う・・・。

バルサの追加点は後半27分、アウベスの攻撃参加からクロスをメッシへ、メッシが落ち着いて決定的な2点目を挙げる。



しかし、最後まで勝負を諦めないソシエダは、その直後に前半から意図的にDFラインへの勝負球で決定機を作っていた狙いで一撃を浴びせる・・・。



バルサは終盤サントス、プジョルを下げブスケス、アビダルを投入。しかしブスケスもケガで退場、急遽ピケを起用・・・アクシデントと言えばアクシデントだが、スペイン国王杯を見据えた選手起用も怪我人続出のバルサにとっては、またしても苦しい台所となった試合だった・・・。



結局シャビは約35分間のWPのみでピッチを踏むことがなかった・・・。



選手起用に関しては、ペップにその意図を聞かなければ定かではないが、はっきり言えることは、イニエスタとシャビに代わる選手はカンテラ出身であっても現地点では見当たらない。

この二人が攻撃の変化と意外性を持っているからメッシやセスクが活きてくる。セスクは活かされないし、メッシのみでは相手の思う壺・・・。でもそのメッシが1ゴール、1アシストはやはり若い選手の多いソシエダには止められなかった・・・。



バルサも時には、苦労しながらまたそのアップダウンの中で成長を期待するものなのだろうが、メッシ、シャビ、イニエスタが不在の時は苦労している。カンテラから次世代の選手が現れることを期待したい・・・。



ソシエダもバルサはバルサ・・・パフォーマンスは良かったが勝てる試合を落とした印象が残るゲームだった・・・。

イニエスタ、シャビを欠くバルサは、本来のリズムをなかなか作れない。メッシを標的にバレンシアはファールで止める・・・


リーガと違いカップ戦の戦い方は、どのチームも対策を練り易いものかもしれない。バレンシアはホームで引いて守るのではなく状況に応じてフォアチェックとリトリートを使い分け守備から攻撃に切り替わった瞬間にアグレッシブに前方へ出て行く・・・


そして27分、左サイドからの速攻からバレンシアが先制する。バレンシアにとっては、攻守が切り換った瞬間を逃さずゴールへ結びつけた。


一方、バルサはセスクが顔面をバッティングで切るなどしてバレンシアのハードワークに苦戦する・・・シャビ、イニエスタの不在は大きなペースダウンとなっていた・・・。


しかし、35分、バルサは左CKからプジョルがヘディングで同点とする。バレンシアGKの躊躇した判断が失点を招いた・・・。



怪我人の多いバルサに対してバレンシアはアグレッシブでチームとしてまとまっていた・・・。この試合でバレンシアが狙っていたのは「速攻」である。奪ったボールを徹底して縦パスを入れる。


その縦パスからバレンシアがバルサのDFラインの裏を突く・・・スルーボールに対応しようとしたGKピントがぺナリティエリアの外でセーブ・・・明らかなハンドだったが、ラインズマンが追いつけずそのシーンをジャッジできず同じくレフェーも距離と角度的にもジャッジできるものではなかった。



しかし、TVでは明らかにハンドであった・・・。


前半18分でピントが退場になっていたらこの結果はバレンシアにとって有利なものになっていたかもしれない。


後半バルサは、メッシがPKを失敗し・・・飛車角を欠いたバルサがアウェイでドローとなった。バレンシアは、攻守にアグレッシブで一体感のあるゲームでバルサを苦しめた・・・。


スペイン国内では、バルサに対してリスペクトはするもののアグレッシブに自分達のサッカーをするチームが多い・・・。



4日のリーガ、バルサ対レアルソシエダの試合も楽しみである。

スペインのクラシコと言えばこのカードであるが、過去の対戦成績は、868645敗。スペイン国王杯準決勝進出へ向けバルサは第1戦アウェイで21と戦勝し、第2戦をホームで迎えた。

前半は、レアルの決定機が5回もありながらレアルは得点できず、43分にカウンターから失点する。

レアルのロナウドが左サイドを突破する際に相手DFとガチャガチャとなったが、ロナウドはファールをされたかのように止まってしまう。

両手を挙げてレフェリーにアピールするポーズ・・・。

そのカウンターから始まった失点・・・


レアルは前半のゲームの入りからバルサにシュートを許さない守備が続き、攻撃面でもカカ、エジルが起点となりチャンスメイクをしていたが・・・メッシのプレイからバルサが先制。


失点の原因を探っていくと第1戦と同様にちょっとしたことから大きな事故に繋がっているのだと感じてしまう・・・。

続くバルサの2点目は、左サイドからのFKのセカンドボールをアウベスが度胆を抜くダイレクトシュートで追加点!

アウベスのゴールは言うまでもなく素晴らしいシュートだった・・・。


ピッチ上で熱くなるレアルの選手・・・。


レアルは、前半の残り5分で2失点・・・。

後半、レアルの建て直しに期待・・・勝負を捨てずに積極的にバルサゴールへ向かう。

ロナウドの1対1から1ゴール、そしてバルサのミスからベンゼマが同点・・・。

前半のビハインドに対してレアルのゴールは実にシンプルだった・・・。


バルサは自陣でプレスをかけられると弱い一面がある。サッカーはミスの多いスポーツだが、バルサの場合はミスの少ないサッカーがバルサの拘り・・・そのミスを誘うためのプレイが必要だが、ベンゼマが挙げたゴールは、バルサの単純な自分達のミスだった・・・。

このゲームのシチュエーションは、伝統的なクラシコでバルサに対してレアルの勝利が遠ざかっていることなど世界中が注目している。

第1戦でのぺぺの行為やモウリーニョ監督の指揮官としてのモラルを問われたり・・・。


レアルは、終了間際にラモスが退場となる・・・両チームあわせて8枚のカード・・・


試合終了直後にレアルの選手達が、レフェリーに詰め寄っているシーンは、ジャッジが公平ではなかったということを示しているかのようだ・・・。

しかし、今日の試合は、客観的に観て時間の経過を忘れてしまうぐらいの面白いゲームだったと思う。


スペインでは、「今季のバルサはリーグを捨てて多くのタイトルを奪うことに集中している」といっているが、果たしてバルサはレアルのリードを許すのか、レアルはバルサを倒さずチャンピオンと言えるのか・・・。

バルサの選手は、倒されても続けてプレイしている・・・レアルの選手は倒されたらレフェリーの顔を見ている・・・どちらがサッカーとしてやるべきプレイでしょうか・・・・。

今後の展開に注目ですね・・・。

前半のレアルのサッカーは完璧に等しかった・・・しかし、後半開始早々のCKからの失点は、初歩的なマークミスによるものだと思う。

前半の集中した守備がまるで嘘のような失点だった。その後は、前半のようなアグレッシブな動きが影をひそめバルサがいつものようにボールを握り始める。



レアルは堅守速攻の狙いは分かるが、その一本調子のサッカーしかできない。選手達はそのチーム戦術を忠実に実行しているのだと思うが、奪ったボールを握って攻撃の時間を作ろうとしない・・・。

もちろんチーム戦術は尊重しなければならないが、カウンターのみのサッカーだけではバルサも予測し易い。ボールを握れないレアルは守備面でも前半のような前線からの守備もなくまるで足が止まったかのような状態・・・そして決勝ゴールを許してしまう。



バルサの攻撃が見事と言えばそれまでだが、裏を返せばレアルの初歩的なミスで2失点していると思う。

TVで観ている我々には、簡単に見えるのかもしれないが、相手のスローアーにしっかりポジションを取っていればメッシからのパスは出されなかったと思うし、出されても対応できたはず。

メッシに対するボールプレスも甘かった・・・。



クラシコは特別なものと言われるが、実際に差が付いているのは単純なミスから生まれているような気がする。



リーガでは開き直ったチーム(エスパニョーるやアスレティック)がアグレッシブにゴールを奪いに行くが、普段レアルはそういうサッカー(ゴールを奪いにいく)をしていてもバルサ相手のクラシコとなると戦い方が違ってくる。



当然相手をリスペクトしているからそうなるんだけど守備面は良いとして攻撃面では、もう少しやりようがあるのではないかと思うが・・・抱えている選手のタイプにもよるが攻撃の時間を作ることが相手を消耗させることになる・・・。



客観的に観るとこういう感想だが、現場は私が想像する以上に戦略的にもっと意図があるのでしょう・・・。