【「孫子」をまなぶ：19】まともにぶつからない？

武田信玄、吉田松陰、ビル・ゲイツ、
孫正義など著名人にファンも多い
中国春秋時代の兵法書である「孫子」
を毎週学んでいくシリーズ。

ビジネスや人生で勝つための戦略書の
原点であり、考え方・行い方・組織の
あり方・人材活用論などをともに
学んでいきましょう！

第19回の今回は
「正法と奇法」です。

孫子はいいます。

戦いは、正法で敵軍と対陣し、
奇法で勝利を得るものだと。

正法とは、
敵軍と同質な戦法のこと、

奇法とは、
異質な戦法のことをさします。

異質な戦法とは、
決して「奇策」をさしている
わけではなく、

敵と異なる有利さを備えた部隊を
あてる行為全般をさすイメージです。

・敵の移動中への攻撃
・疲労した部隊への攻撃
・小部隊に大舞台で攻撃

など、正（攻）法ではない戦い方
といった感じですね。

敵の部隊と味方の部隊が
全く同質であれば、相互に決着は
つけがたいわけなので、

「異質（奇）な状況で勝負」

しようというわけです。

ビジネスでも同じ土俵で、
同じような戦い方をしていては
抜きんでることは難しいですからね。

”異質”な攻め方をいろいろ
考えてやっていけるとよさそうです。

奇抜なアイデアを考えるとなると
なかなか難しいですが、そうではなく、
いろいろな工夫の組み合わせにより
攻め方は「無限大」だということも
孫子は言っています。

得意技を増やしたり、異業種の人と
接して情報収集をしたりなど
いろいろレパートリーを
増やしておくとよいですね。

本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。