新年最初の黄金の日日
秀吉の悪政を傍で見守り、制し続けてきた利休の最後です。
最初から辛いぜ…えーん
 
 
ついに、「利休は邪魔だ」という言葉も出てきました。
もちろん、大徳寺三門の利休像が一つのきっかけではあったけど、
一介の船乗りが一夜で大商人になってしまう時代、
百姓が天下を取り、関白になってしまうような時代に終止符を打つ。
そのためには、利休が邪魔なんだと、、
今回のドラマはそういう筋書きでございました。
 

 
秀吉の命令で、ダメ関白の側室になるよう命じられていた桔梗が
銭丸と共に加津佐(今の島原地区)にいることがわかり、助左衛門は船出する予定でした。
桔梗をどうするんだと五右衛門に聞かれて、嫁にすると宣言した助左衛門。
本気か??・・五右衛門が嬉しそうだったなあ~笑
 
しかし、船が出る寸前、美緒様が、
「利休様が聚楽第を追放されて堺に蟄居謹慎を命じられました。」と伝えに来ました。
桔梗を迎えるために船に乗ったのは五右衛門でした。
 
 
助左衛門は、すぐに利休様救出計画を立てます。
 
 
船上で、助左衛門は一緒にルソンに参りましょう!と耳打ちします。
利休様はその計画を美緒様にも伝えます。
美緒様は大喜びで、私もお伴します!と旅立ちの準備していたのですが、
すでに屋敷の周りは石田三成率いる奉行所の兵たちに取り囲まれていました。
 
 
覚悟を決める利休様。
鶴田浩二さんの演じられた千利休様が誰よりも迫力があります。
さすがの表情に思わず息をのんでしまいます。
 
利休屋敷の外で、石田三成に「立ち去れ!」と怒鳴られる助左衛門。
利休様を守ることができず、ただ立ちすくむしかありません。
屋敷の外では、助左衛門が連れてきた欧州使節団の一人が奏でるリュートの音が。
美しく、悲しい音色に、美緒様も今までになく大号泣でした。
 

 
ついに、利休様は切腹。
京の一条戻橋で、この利休像とともにさらし首にあったということです。
秀吉は、よほど利休様が憎かったのですね。
正しいことを言われると腹が立つってのは、まさしく、パワハラ。
何度も言いますが、パワハラは臆病者が唯一できる無能な手段です。
 
 
何度も言いますが、
やっぱり、秀吉は好きになれないのです、私。
これから最終回まで、助左衛門にはまだまだ苦難が待ち構えています。