今回は周囲を敵にまわしても信長と心中する気で動いた今井宗久の決意が描かれます。
 

 
信長さんは完全に武田軍に追い詰められ、足利義昭も信長打倒のために挙兵。
誰が見ても、信長が勝つなんてことあり得ない状況だったのに、
九死に一生、とは信長さんのことでした。
 
四面楚歌で、信玄にも追い詰められた信長が勝てたのは、
三方ヶ原の戦いで大勝した後、信玄さんが死んじゃったからなんだよねえ。
 
 
前回の話は、美緒様が自ら生野銀山までお出かけになるという場面で終わりました。
銀を調達して、信長軍にもっと武器を届けたい、それが宗久の狙いでした。
 
ところが、今井の奉公人の「反信長」分子が謀反を起こそうとしていました。
美緒様もそれに気づいておられたからこそ、生野銀山まできたみたいです。
五右衛門は、宗久様の命令で美緒様を守るためにやってきました。
三人で騒動を起こし、助左は銀と美緒様を守ることに成功しました。
 
さて、本日のメロドラマの主人公は、助左と美緒様でございます。
 
 
愛のない結婚をさせられて、今井のお飾りと生きるのは、もうたくさん!
美緒様は、助佐に「私を連れて逃げて!」「そのために生野銀山まで来たのですよ!」
と大胆なことをおっしゃる!!
 
助佐、困る・・・
だって、本当は僕だって美緒様のこと、好きなんだもん。笑
でも、実直な助左は美緒様と銀を守り抜いて、堺まで戻ってきました。
 
しかも、劣勢だった信長が形勢逆転で、宗久様もたいそうご機嫌がよろしい。
美緒を救った助左には船に乗ることが許可されました。
これでルソンに行けるんですよ、良かったね、助左!
 
と言いたいところですが、
なんとなんと、助左は今井から離れたいと宗久様に訴えます。
今井の力を借りずに、自分の力で船を持てる人間になりたいと・・・
 
本当は、、美緒様のそばに居るのが辛かったのよねえ。
 
今井の奉公人から、呂宋助左衛門へと続く道。
助左にとって、新しい茨の道が始まるのであります。