今回の「黄金の日日」では…戦国時代が大きく動き始めました。

 

織田信長は越前の朝倉を討つために総攻撃をかけます。

妹のお市が嫁いだ浅井長政もいることだし、楽勝だと考えていたわけですが、

どうもそういうわけにはいかなかったようです。

信長さんは、袋の鼠になりました。

 

やっぱり、人は自分の命令に逆らうはずがないという考えはダメですね。

信長の時代からそうだったのに、未だに日本のトップは力でねじ伏せようとしてますね。

歴史から学ばないなんて、本当にアホな日本人。

 

というわけで、今回のタイトルは、「総退却」でございます。

「麒麟が来る」  では、十兵衛が「織田信長は死んではならんのです!」

と信長を止めたあのシーンでございます。

 

信長は真っ先に金ヶ崎から退却し、軍のしんがりを務めるのは木下藤吉郎。

このままでは確実に命を落とすだけのお役目が待っています。

 

この物語の主人公助左は何をしていたかと言えば、

今井の荷駄隊として信長軍に大量の鉄砲を運ぶという大仕事の真っ最中。

信長軍同様、助左たち一行の道も浅井軍に塞がれてしまいますが、

商人としての頑固な姿勢を貫く助左は、命がけで鉄砲を運び続けます。

 

たった三人になってしまった荷駄隊が藤吉郎の陣地に到着したとき、

助佐は幼い頃に藤吉郎にもらった永楽銭を見せ、味方であることを証明します。

 

 
秀吉、家康、光秀、柴田勝家・・戦国オールスター総動員のこの負け戦は、
その後の「姉川の戦い」での大勝利にもつながっていくのですが、
その裏で比叡山や足利義昭も暗躍していたことは、「麒麟がくる」で学習しましたね。
 

 

木下藤吉郎の大出世への快進撃のきっかけ、
更には、助左と秀吉の、深く長い愛憎の因縁のはじまり、にもなる第5話でした。