本日もおつきあい下さり、ありがとうございます。 
 
来年度の本業に必要な会議のため、久しぶりに東京に参りました。
会議は会議で大切なんだけど、どうせなら少しの時間を有効活用しなければ!!
 
突然の声掛けに応じてくれた可愛い後輩が渋谷にいるので、
彼女との待ち合わせ時間までの30分を使って、渋谷を散策しました。
 
私にとっては、東京を散策するって、買い物でも何でもなく、
ちょっとでも自分にとって価値のある場所を探す…
ただのミーハー歴史オタクですが、ミーハーらしく動いてみたいわけですよ。
 
京都には世界遺産級の寺社仏閣があちこちにあるのですが、
東京にも、なかなか興味深い場所があるのです。
今回、渋谷散策の目的にしたところは、金王八幡宮 です。
 
 

 
渋谷ヒカリエから歩いて10分もかからない位置に、こんな静かな八幡宮があるのです。
創建は1092年だとか、鎌倉幕府よりも前ではありませんか。
 
この神社の名前の由来となった金王丸という、やっと渋谷家に生まれたお世継ぎは、
源頼朝が義経成敗を命じた人だというんだから、歴史を感じますね。
元々は渋谷八幡宮という名だったそうですが、
金王八幡宮になったのは、「金王丸」が生まれたからだそうです。
境内には「金王丸御影堂」という祠もあって、この神社の主が祀られています。
 
朱い門と、金色で書かれた金王八幡宮の文字も堂々たるものです。

 

 
入って、社殿がとても綺麗なのがわかりました。
お昼時でしたが、数名の方がお参りに来たり、椅子に座って読書されていたり、
なかなか趣のある場所です。
後方にそびえる高層ビルに違和感を感じるくらいですよね。
 

 
社殿に近づいて、彫刻などをじっくり見てみました。
とにかく暖かい春の晴天の日でしたが、必要以上に眩しい写真になってしまいました。
 
 
神々しい神様がここにいらっしゃるわけですね。笑
渋谷のパワースポット、出世の神様、金運の神様とも言われています。
 
社殿右側にある彫刻は、鼻が長い動物、、ゾウですか、バクですか。
 
 
左側の彫刻は、トラですね。
とにかく、どちらも精巧で、色鮮やかで素晴らしいです。
まるで、日光東照宮の陽明門みたい、、とまではいかないか・・笑
 
 
調べてみると、徳川家ゆかりであり、
この社殿の造営に春日局も関わったと言われているところですって。
大きさとしては、そんなに大きくはないのですが、歴史的な価値は十分です。
 
この八幡宮が最近有名になったのは、映画「天地明察」で、
主人公の安井算哲が算術の問題に必死で格闘するのが、この金王八幡宮だったのです。
徳川4代将軍の時代、絵馬にて”算術”の問題が出され、
誰が早く正解を出せるのかを競い合って、名声を得るという文化があったそうです。
その時代に生きていたとして、超文系の私には全くかかわりのないことではありますが…。笑

 

算額と書いてある大きな板が、今は境内の資料館のような場所に納められています。

 
 
この金王八幡宮、社殿横には芭蕉の句碑もあったり、
いろんな意味で多くの歴史好きにはたまらない場所ですよ。
 
この金王八幡宮の近くには、寺社仏閣が隣接しています。
道路わたってすぐの場所にあるのが、豊栄稲荷神社、
 
 
ほぼ隣の敷地にあるのが、渋谷山東福寺。
渋谷区最古のお寺だそうです。
東福寺って言ったら、紅葉で有名なあの東福寺ですが、こんなところにも東福寺。
 
 
はい、勉強になりました!素敵な言葉も、ありがとうございます!

 

渋谷は、お買い物だけじゃない。 
若者だけの街ではないんだぞ~
 
なんて、わかったようなこと言ってみたり。
こうして寺社仏閣巡りをしていると、やっぱり京都に行きたくなるのでした~笑