本日もおつきあい下さり、ありがとうございます。
 
11月は激務の一ヶ月でした。
研修4本、大学、専門学校の授業はもちろん週3回以上。
そんな中でも己書道場を三回もやっちゃうなんて、私ってすごい!笑
 
んなわけで、12月は映画観るぞ~~。
授業の準備、研修の準備、己書の準備、お手本の準備など、
あれもこれもいろんなことがあって、頭の中とっちらかってて、相当疲れてます。
そんな時は、頭を真っ白にすることが一番の健康管理。
 
映画館行けなくても、amazonプライムで好きな映画は何度も観てますが、
久々の、映画館で、新作映画です!
 

 
全くあらすじは知らないままで鑑賞しました。
自分の予定にぴったり当てはまる時間ということで選んだ映画。
これが、終わった後も泣けて泣けて、尾を引いたという結末。
 
舞台は、第2次世界大戦中のロンドン。
カトリンというほとんどヒモ状態の画家の夫と暮らす女性が主役です。
彼女の職業はコピーライターの卵ですが、そのコピーが評価を得て新しい職業を得ます。
それが、なんと、映画の脚本担当。
カトリンにとっては映画の脚本なんて初仕事なわけですが、
いろいろと厳しい注文を付けられればつけられるほど、仕事に燃えちゃうんですね。
すんごくわかる!!笑
 
この時代の映画って政府からの要望がクリアしてないとだめだったようです。
何せ戦争中です。空襲も次々と押し寄せる時代です。
戦争に勝つムードを損なうもの、国の勝利をイメージできないものは却下されてたんですね。
 
カトリンに指令された作品は、ドイツ軍から兵士を救った双子の女性の物語。
双子にインタビューに行き、さっそくシナリオの作成に取り掛かるわけですが、
ベテラン俳優からのクレームは炸裂するし、政府と軍からの検閲や注文も厳しく続く。
シナリオはちっとも前に進みません。
仕事から帰る途中にも空襲に遭遇するなど、明日の命さえ保証されていない中で、
少しでも良い映画を作ろうと、シナリオ班は寝る間も惜しんで言葉を選びます。
 
シナリオ仲間とは徐々にチームワークが出来、友情も芽生えます。
上司のような脚本家バックリーとは意見がぶつかりながらもいい仕事ができる相棒。
やりがいを感じる仕事と夫の待つ家庭の板挟みの中で、カトリンの人生は動き出します。
 
女は仕事を持つと生意気になるとか、俺が稼ぐから家にいろとか、男は言い出すんだな。

男尊女卑が当たり前、夫の稼ぎが悪くても妻は家で夫を支えるべきという時代。

カトリンは、夫の稼ぎが悪ければ、自分が稼いで養っていきたいという前向きな女性。

働いて、家のこともちゃんとやって、夫を気遣って、夫を励まして・・・ああ、美しい!!笑

 

カトリンと夫はこのまま幸せな夫婦でいられるのか。

はたまた、カトリンに新しい恋はやってくるのか。

そして、彼らは、人々の心を感動させる映画が製作できたのか。

 

この物語の主人公はカトリン(ジェマ アータートン)という女性なんだけど、

脇を固める渋い男性陣が、ものすごくいい味を出してるんです。

一つ一つのシーンにもこだわり、温かみがにじみ出て、本当にいい映画でした。

 

最後の最後は、話が大きく揺れすぎて、ついていけないほどの急展開です。

これこそ、「人生はシネマティック」という邦題の意味につながっていくわけです。

最初にも書いちゃいましたが、まあ泣けた。

ストーリーがほぼ終わった、最後の最後のあるシーンにも、めちゃめちゃ泣けた。

 

だから、この映画のシナリオは、ぜひ、映画でご確認ください。