今年に入って、注目したい映画の公開が目白押しです。
この映画も前々から観たいと思ってたやつ。
やっぱり、裏切らなかったわ~
スノーデン
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170127/13/coach-mash/55/47/j/o0960054013854767960.jpg?caw=800)
ニュースで大注目を浴びて、ロシアに亡命したアメリカの元諜報部員の話。
ほとんどドキュメンタリータッチのような描き方でした。
2時間15分くらいの映画ですが、
ぼおっとする時間や、ちょっと眠気が来るような時間は一切なし。
ずっと、ハラハラしながら良い緊張感の中で見続けてしまいました。
ストーリー展開、構成、登場人物にひきつけられたし、
ジョセフ ゴードン=レビット の迫真の演技も素晴らしかったと思います。
しかし、アカデミー賞にも全くかすりもしていません。
そらそうだろうよ、こんな映画を褒めたら、政府に睨まれる。笑
もちろん、実話だし、国を裏切った重罪人なんだろうけど、
彼が、なぜそんなことをしてまで逃亡したのかが明らかになりました。
この映画、「スノーデンは英雄か犯罪者か」というキャッチコピーですが、
ストーリー全体は、英雄として書かれていたのかな。
スノーデンの恋愛が常に中心にあり、恋人にも言えない仕事をしてる。
映画を観ている側は、どんどんエド スノーデンに感情移入してしまいます。
スノーデンが暴露した「ネットはすべて見られている」という真実。
日本はアメリカにそっぽ向かれたら、すべてが終わる、という事実。
映画を観ながら、ネットが怖くなるし、スマホやめようかなと思うし。
そんなことを思いながらも、またこうしてブログ書いてる…笑
スノーデンっていう人が、いかに頭脳明晰であったかということ、
その頭脳で、どれほど祖国に貢献してきたのかということ、
自分のやってきたことが必ずや平和に生かされると信じていたこと、
日本でも暮らしていたこと、
とんでもない秘密を抱えながら家族と生活することは難しいこと、
仕事を取るか、愛を取るか、選択を迫られる人生もあるんだってこと。
私たち凡人が知らない国家機密なんてざらにあるんだろってこと。
自分の人生は自分で守っていかなきゃならんなと改めて思ったこと。
などなど、2時間強の間、ずっと頭が混乱しそうでした。笑
全ての場面が面白かったんですけど、
スノーデンが初めて心から笑顔を見せた場面は、ぐっと来ました。
つまり、相当の決意をし、決死の覚悟で組織を去る場面です。
いろんな意味で、エドワード スノーデンの頭の良さに脱帽だし、
監督の描き方に、してやられた~!と思っちゃうわけです。
そして、最後の最後の最後にも驚きが隠されていて、、
いやあ、映画は面白かった。
でも、現実は笑ってすまされることではない。
私が世の中の闇について考えてしまうことが多くなって、
私のことを「ネガティブな人は嫌いだ」と大批判した人もいたけど、
やっぱり、危機感は持っていないといけないのだと思うわけで、
やっぱり、ネットは怖いんだ、と改めて思うのです、、、思うのです。