『この世界の片隅に』観てきました。 | Coach MasHのボヤキblog ~働く人 働きたい人を応援します~

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いかん、じわじわ来る、この映画!

時間とチャンスを見つけたら、即行動シリーズ。笑

今回は、話題の映画です。 『この世界の片隅に』



のんびりとしたお話です。

一人のぼぉーっとした女の子の物語です。
 

予告編 でも何度か放送されていますが、舞台は戦時中の広島。

 

そして、この主人公のすずちゃんが嫁いだ先が、呉です。

 

戦時中の広島…何があったのか、私たちは知っています。

 

この物語の主人公は、普通の生活、普通の幸せを求め、

 

贅沢は何もできないし、好きな人と一緒になれるわけでもないけど、

 

普通に生きていることを、本当に幸せに感じることが出来る人。

 

もちろん、昭和20年8月6日の場面は出てきます。

 

それまでの広島や呉を襲った空襲の事実も詳細に出てきました。

 


でも、戦争の過酷な描写がされるわけではないんのです。

 

普通に、食べられるものを作れることに感謝して、

 

空襲がひどくても、食料に困っても、前向いて生きている人たちの物語。

 

あんまりのんびりとほんわかと話が進んでいくので、

 

途中、眠くなるような場面もあったのですが、

 

観ていけばいくほど、この主人公の強さが見えてくるのです。

 

絶対に、本人は自分が強いなんて思ってないんだろうな。

 

自分は優しいとか、辛抱強いとか、前向きだとか思ってないんだろうな。

 

こんなに素敵な女性、そうそういないんだけどなあ…

 

(以上、やたらに、人の長所を探したがる職業病・笑)

 

 

すずさんの声を演じているのが、あまちゃんの能年玲奈さん。

 

今は のん という芸名になっているらしいんだけど、

 

声がすずちゃんの性格や人柄ととてもあってて、

 

とにかく、自然に応援したくなっちゃうんですよね。

 

何となく、あまちゃんの話とだぶっちゃうところもあったりする。

 

ただただ、引き込まれてしまいます。

 

 

何にもストーリーは説明してませんが、知らない方がいいと思うし、

 

どの世代の人にも見てほしいと思うんです。

 

映画館に行く前は、今日は何食べようか、贅沢なこと考えてたけど、

 

帰る頃には、『確か、うちにサツマイモがあったから大事に料理しよう!』

 

と思ってる私がいました。笑

 

 

私、もう一度観たいと思います。きっと見落としたことがあるはず。

 

ナンデだろ、特にどの場面がってわけじゃないけど、

 

とにかく、涙が出て出て止まらなかったですよ。

 

映画館はほぼ満席。ご近所さんも、相当鼻をすすってました。笑

 

申し訳ないけど、「君の名は。」よりも、私にはドストライクでした。

 

 

歴史は何かを教えてくれるのです。

 

普通の生活、ぜいたくな生活、自分が望む生活が当たり前ではない。

 

生きていることが幸せなんだと感じられる日本人でありたい。

 

自分にないものばかりをねだって、真の幸せを見つけられないのは寂しい。

 

心が寂しくなっている日本人に一石を投じてくれる映画なのかも。

 

 

一緒に生きてくれる人がいることを喜び、

 

欲張らず、自分の生きる場所があることを喜びたい。

 

きっと、この映画を観ると、見える景色が変わるような気がします。