個人的に"NGな言い回し”その1 | 成功気質を磨く「必勝!運命学」

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12年の運気波を分析し、成功への行動計画をサポートします。

私が雑誌の編集者をしていた頃、
その日初めて会うカメラマンやスタイリスト、
広告会社の方などと食事をするという
機会が多々ありました。

もちろん相手のことはほとんど知らないし、
なんとか共通の話題をみつけて、
盛り上げようと頑張る、結構タフな時間です。

そうした食事会の最中、ある有名カメラマンの
アシスタントである
20代前半のA君がポツリと言いました。

「自分て、カレーが好きじゃないですかぁ」

え? いやいや。
あなたの好きな食べ物知らないし。
そもそも初対面だし。

ゆえに誰も突っ込みようもなく、
「へえ、そうなんですね」としか
いいようもなく……。

それって、
A君のカレー好きがそこまで有名だと
いうアピール?

もしくは、
ほとんどの人はカレーが好きでしょ?
といった確認なのか?

はたまた、
今日のこの短時間の中にすでに
カレー好きを発言していたのかも?

と、さまざまな考えがアタマを
駆け巡りましたが、やはりどうしても
納得がいかないなぁと。

真意がわからぬまま、友人にその話を
したところ、”大いにあるある”と共感を
得たものです。
余波は彼のみにとどまらず、
『~じゃないですかぁ』汚染は
かなりの勢いで広まっていたのです。

「ワタシって、ピンク好きじゃないですかぁ」

「僕、ドライブによく行くじゃないですかぁ」

だから初耳だってば。

私はピンクが好きなんですけど、
あなたは何色が好きなの?
とか、

僕はドライブによく行きますが、
クルマの運転はお好きですか?
といったように、

相手との会話を広げたいのであれば、
返しやすい言葉を投げた方が
よりスムースに展開しますよね。

会話はキャッボールですから。
いきなり前ぶれもなしに、
大暴投をかまされては、
頭上を越えたボールを
とりに走る気にもなれないかも。

自分も含め、
気をつけたいものです。