どうしても写真に撮りたい、
無性に描きたい
そんな時は自然の流れに身を任せる。
自分の好きなことをしている集中した時間は、
癒しになり、エネルギーをチャージできる。
創造的な仕事についている芸術家は
総じて長生きらしい
帯津良一先生がお調べになっていた
岡田茂吉は、
祈り、完全無農薬の農業と食養、
芸術は、全て治癒(healing)に繋がる、
そう悟っていたのだと思う。
ゼロから1を生み出すクリエイティビティは、
自然治癒力(自己治癒能力)を高める。
また、芸術は、分節された科学(専門知)を
再び統合する人文知の一つで、
例えば、”いかに人生を生きるか”、
これからのリーダーに必要な知だそうだ。
写真:パステル画 『君の名は。』
太陽光の七色すべての光は、
どこかに、そしてあらゆる処にさしている。
どうしても、この花(銀銭花)が描きたくて
半年ぶりくらいに絵を描いたが、
作風がリアリズムから
なかなか抜け出すことができない。
実は、この花には、ストーリーがある。
図鑑を調べても名前がわからなかった。
かつて、引きこもりだった真っ黒い顔をした、
農作業姿の青年が、思いを語ってくれた。
この愛らしい花を恋人のように
何回も移植して育んだらしい。
農園の案内なのに、小豆の話、麦の話の合間に
何故か、特別扱いして
この花のことを話してくれた。
逞しい男がロマンチックなことを言うので、
とても対照的で、象徴的で
興味深く、レンズを花に向けシャッターを切った。
作風が写実からなかなか抜け出すことができない
とすれば、童心に帰るか
何回もデッサンを重ねなければならない。
あのピカソも何度も何度も
デッサンを重ね、写実の絵を描いた。
モネも何回、睡蓮を描いたことだろう。
それにしても、
この旧戸隠の地、飯綱高原の
畑に咲いたこの花はエレガントだ。