こんばんは、コーチングビジネストレーナーの石川です。
いよいよ12月になりましたね!
カレンダーをめくると最後の1枚になっちゃいましたね^^;
この歳になると、月日が経つのは本当に早いなと感じています。
そして、ここまでを振り返ると、果たして自分は成長しているのだろうか?
それとも、衰退しているのだろうか?
気になります。
その一方で、子供の成長ってものはほんとに早いなと感じます。
先日の話です。
パパ、自転車の 補助輪を取りたい。。。
タンスの上から飛び降り、少し勝ち誇った息子がやる気マンマンでこう言ってきました。
そうだな、、、
お前もそれくらい大きくなっんだよなぁ~。
と、僕も彼くらいの年ごろに黒い自転車の補助輪を父親にサクサク取り外してもらったことを思い出していました。
なんとなく思い返すと、僕は父親にソワソワしながら小さな声で伝えたのではないかと思います。
出来るかなぁ~、出来るでしょ、出来なかったらどうしよう、出来るまでやろう。。。
子供ながらにそんな事を頭の中にいる2人の僕がヤンヤン言い合いをしていたように思います。
じゃ~、直ぐはじめよ!
といって、彼は僕のお腹の横をぐんぐんと引っ張ってきます。
そして外に出て駐車場に止まっている車のトランクから、故障時に使う銀色のスパナを取り出し、
青い自転車の補助輪をキュッキュッと取り始めます。
さぁとれたぞ、乗ってみろよ!と僕。。。
どうやればいいの?
と息子はいかにも新入社員のようにポカーンした顔をしています。
えっ、お前イメージ出来てるから補助輪取るっていったんじゃねぇ~のかよ?
と僕がジワリジワリ彼が削除したであろう真実を取り戻そうとするが、これといった反応がありません。
どうやら、今回の彼にはイメージなどまったくなく、ただただ俺は補助なし自転車を乗ると決めてい
たようです。
考える前に決めることは凄くいいこだ!
と、僕も訳の分からぬことをいいながら、
自分が補助なし自転車をどのようにして、乗れるようになったのかを思い出していました。
そして、僕はこう説明を始めます。
まず、椅子に座りながら左足で地面を蹴って、
助走が付いたら、ペダルを漕ぎ続ける、
そして、目線は下を見ずに、遠くにあるあの白い窓を見続ける、
そして、ハンドルで方向を変えずに、体を曲がりたい方に傾けるんだ。
こんな説明をして、ジワジワとはじめていきます。
1回目のトライ、上手く行きません。
2回目のトライ、転びます
3回目のトライ、転ぶのが怖くなって下を向いてしまうため、バランスが保てません。。。
回数を重ねるごとにフィードバックを少しずつ与える僕の期待に応えられない辛さが積もり積もったのか、、、
「出来ないよ。。。」
と普段はあましないモジモジが始まりました。
あまり良いパターンではなかったので、別の遊びをちょっとだけやって再開。。。
ですが、なかなか彼の描いたような姿には程遠い道のりのようでした。
そのうち、太陽も落ちはじめ、泣く泣くこの日は悔しさをこらえて断念。
諦めたのかなぁ~思いきや、その夜お風呂の湯船の中で、ささやくように彼は僕に言いました。
「パパ新しい自転車が欲しい、そうしたら乗れるんじゃない!」
こいつ、、、どこまで親と駆け引きするんだと、半分呆れながらも、
オッケー!じゃ、買ってやるから、補助なし自転車に一緒に乗ろうぜ!と男同士の約束をして
楽しみを次週に伸ばしました。
大人の僕たちにとって、自転車で転ぶことの方が難しいのではないかと何となく考えていました。
何度やっても、上手くいかない。
時にはヤケになり、諦めたくもなるかもしれません。。。
そして、時には自分の外側にある何かのせいにしてしまいたくもなるかもしれません。
そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか?
でも、今となれば自転車で転ぶことの方が難しくなるまで、成長してきました。
ごちゃごちゃ考える暇があるなら、補助なし自転車にチャレンジしていたあの頃のようにがむしゃらに進んでいく方がいいんだよなぁ~。。。と、、、
「出来ない。。。」
と弱音を吐きながらも、諦めない息子を見て、
大人の僕は副業だからこれ以上無理とか言わずにやれ!
とそんねメッセージを受け取けとったような気がします!