バランス⇔アンバランス変換は手を抜くな、ということか? | そうそう変わるもんじゃねえな (前略、ドイツにて。あらため)

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ゆるーく日常をつづります。と言いながら、6年ぐらいほったらかしにしていたブログ。2018年に入ってから思うところあって復活したけれど、とりあえず三日坊主の危機は脱出。でも、あまり更新しないなぁ。

 

PA機材のスピーカープロセッサ(チャンネルディバイダ)を家庭用のオーディオパワーアンプに接続してスピーカーを駆動しようとすると、バランス→アンバランス変換が必要になります。

 

安く上げるには結線だけでバランス→アンバランス接続を行うことです。

 

電子バランスの出力をアンバランスの入力に繋ぐ場合は、ホットとGNDだけを伝送すればOKだと思っていました。

 

ただ、Behringer の取説を読むと電子バランスなのに「アンバランスに接続する場合、コールドとGNDをブリッジして使え」みたいなことが書いてある機種があります。つまりバランス出力のホットをアンバランス入力のsignalに入れて、バランス出力のコールドとGNDをアンバランス入力ののGNDに落とせということなのですが、これはトランスバランスの場合のバランスーアンバランス簡易接続のための結線方法です。

 

電子バランスの出力側のホット/コールドは、オペアンプなどで構成された増幅器の出力であり、コールドの出力をGNDに落とすというのは回路的にショート(短絡)を作っていることになり、どうにも落ち着かないのです。

 

まあ、電子バランスの出力がGNDに接触して機械が壊れるのを避けるために電流制限というかインピーダンス整合のための抵抗*がついているのだろうけれど、それはそれ、これはこれ、です。

 

*ロー出し/ハイ受けが成立する範囲内でのインピーダンスの範囲内で設定した出力電流制限抵抗(GNDに落とした時の安全対策)なので、インピーダンスの整合性は満たしているけど、インピーダンス整合が目的ではないですから抹消線入れました。

 

このへん、どうしようかと考えた結果、まじめにアンバランスとバランスの変換器(ラインコンバーター)を通すことにしました。新品で変換器を買うとなにげに高い。それから電子バランスの変換器は云うて増幅器ですから良くも悪くも音に何らかの影響があります。

 

まあとりあえず音を聴いてみて判断すればいいのだけど、お試しにするにしても何にしても、変換器が無ければ話にならない。

 

と、そんなことを思案しながら3週間ぐらい前に知り合い複数人に「アンバランス→バランスの変換器、誰か余っている人いない?檸檬堂(缶チューハイ(レモンサワー))6本と交換しようぜ!」と微妙な条件で声かけしておいたら、知り合いその1から「4チャンネルの平衡-不平衡アンプなら余っているよ。とのこと。動作は問題ないけど、ケーブル作らないといけないので使い勝手が悪いので使っていない。1チャンネル当たり檸檬堂1本で4本ででいいよ。」とのこと。まあ、4本だとキリが悪いので持ち運びしやすい6本組で渡した。

 

檸檬堂は基軸通貨。

 

ということで、6本の檸檬堂と引き換えに手に入れたのは、Imagenix BUC 160。

これでとりあえず2way ステレオまでなら対応できそう。自作よりも安いぞ。

 

ということで、裏面に回ってみると、、、、、うん、微妙。

使い勝手が悪い、という意味がわかりました。XLRのコネクタのオスメスがPA用とは逆。つまり、装置側のバランス入力受けがXLRコネクタのオスになっていてケーブルのメス側を刺すことになる。メスーメスのXLRケーブルを使うか、XLRのメスーメスの変換端子(かショートケーブル)を挟むか、何にせよいつもとは違うケーブルが必要ということ。

 

そして端子が酸化してまっくろ。銀メッキの宿命。

動作確認のためにメスーメスの変換端子を探すが、そんなもの持ってないぞーと思ったけど、知り合いその1がおまけで1組(2本)持ってきてくれました、檸檬堂6本は偉大です。

とりあえず動作確認には使えるな。

 

ということで、BehringerのDEQ1024(デジタルイコライザー)に同軸デジタル96KHz24bitで入力して、イコライジングした出力をバランスでBUC160に入れ、BUC 160でアンバランスに変換した信号を、プリメインアンプに入れて聴いてみる。

 

バランスとアンバランスで、音の大きさ以外は変わらないはず。

もしかすれば余計な増幅回路(反転+加算)を通る分、短距離伝送の場合には

音質やS/N面では劣化すると思っていたのだか、

 

なんか、、、、

 

音が野太く感じるぞ。

 

信号を反転加算しているので、音が大きいからかもしれないが、思ったよりも音が太いぞ。

 

ん-、増幅時のひずみが入ると音が太く感じることがあるにはあるけれど、歪んでいるようにも思えない。

 

ひずみ率でも測定してみるか、と思っていたところ、知り合いその2が、「檸檬堂引換所はここですか?」と、TASCAMのLA-40 MkIIを送り付けてきた。LA40 MkIIは4チャンネルアンバランス→バランス変換と、4チャンネルバランス→アンバランス変換のラインコンバータです。送料元払いで送ってくれたのだが、送料よりも檸檬堂6本のほうが安いぞ。それ4でいいのか?

 

そんな知り合いその2の男気に負けて、檸檬堂6本を宅急便で送った。しかも、厚紙で6本まとまっているやつをコンビニの手提げポリ袋にいれて宅急便の伝票貼っただけという、冗談みたいな梱包だけど、ちゃんと原型を保ったまま先方の手元までコンビニ袋に入った檸檬堂が届きました。

 

 

まだ、LA40 MkIIは手付かずで音出しまで至っていません。今度の連休にでも音出しできるようにして、バランス→アンバランス変換のラインコンバータ2種類のひずみ率比較でもしてみようかな、と思っています。

 

と思ったら知り合いその3が、にこやかにLA-40 MkIIを持ってきて「おう、檸檬堂6本な」

と。

 

 

 

都合、我が家にLA-40 MkIIが2台がやってきた。

 

 

 

(2025年10月 補足)

 

 バランス→アンバランス変換器の自作キットの質問を受けました。こういうのは自力で探せないと作れないし、動作保証は「自己責任」なので、言うほど安くない。 とは言え、自作するならば、たとえば共立電子さんのBALUN_2134あたりがあるかな。でも私はこのキットを使ったことがないので、性能や音質にコメントできませんけど、ラインコンバータICがINA2134PAなので、問題ないとおもいますが。。。。ゲインが1倍固定なのでちょいと使いづらいかもしれない。  2チャンネル分のキットで定価は二千円を下回っているけど、これを必要チャンネル数と、それ以外に電源(値段はピンキリ)やコネクター類(XLRコネクタとRCAピンジャック、こちらも値段はピンキリ)、ケースなどもろもろ考えると、4チャンネル分の変換器を自作すると、材料だけで7000円ぐらいかかりそうです。ケースの穴加工や、のいずが回り込まないようなレイアウトなど、お金以外の面倒なあれこれ(まあ、それが楽しいわけですが)考えると、中古機材を調達した方が確実に安いです。 

 

 

 このブログに登場したBUC160は映像/放送用機材だけど、バランス接続のオーディオ信号端子(XLR 3P)の場合、オスメスが逆以外にも2番がコールドじゃないのか? その変換をしないといけないのではないか、という質問(もしかしたら指摘かもしれないですが。。。。)をいただきました。 

 放送用かどうかの前に3極XLRの2番がホットなのか、それともコールドなのか、という話については正直いうと放送用だからと言ってオスメスが逆だとか、2番3番のホットとコールドが逆だとかそう言うのは「わからない」というのが正しいです。何となく今は2番ホットが主流で、その結果映像用の機材もその流れにひっぱられているかな、とは思いますが、製造時期などによっても変わっている可能性もあるので、絶対こうですという回答ができません。だから接続する前に自分で確認してください、と言うスタンスです。

 

なお私が貰い受けたBUC160の場合、下記スクショの通り、2番がホットでした。

もしかするとこいつが特殊なのかもしれませんが。。。。

 

 

取説がなければアンバラ側に正弦波を入れて、バランス側に出てくる波形の位相で確認してください、ってことで。  繰り返しますが、2番がホットなのかコールドなのかは「手持ちの機材を自分で確認してください」です。