「がんばるな、ニッポン」意味はわかるけど。 | そうそう変わるもんじゃねえな (前略、ドイツにて。あらため)

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ゆるーく日常をつづります。と言いながら、6年ぐらいほったらかしにしていたブログ。2018年に入ってから思うところあって復活したけれど、とりあえず三日坊主の危機は脱出。でも、あまり更新しないなぁ。

「がんばるな、ニッポン」

7月に入ってから、TV CMで使われているフレーズ。

 

CM全体の趣旨としては、コロナウイルス感染防止の観点でのテレワーク推進は、

生産性を高めることにつながる、だから「通勤に頑張るな、日本のサラリーマン」、

経営者さん、ちょっと考えてくださいねーーー  というメッセージであることも理解できる。

 

働き方に対する意見広告でもあり、またCMを発信する企業の業務内容にも合致した

広告でもあり、秀逸だと感じる一方で、、、

 

ただ、CMとしては前提が少し厳しいと思う。 

CMの最初に「経営者のみなさまへ」と、言い訳っぽいワードがあるのだが、

本当にCMのターゲットが経営者であるわけでもなし。

 

CM全体で見れば意味も分かるし、CM全体で判断すべきCMであり、

一部だけを切り出してあれこれ批判すべきものでもないということもわかる。

 

テレワークは確かに、雇用者の環境改善に役立つのは間違いない。

 

ただ一方で世の中の仕事の大半は製造や対面サービスに携わる

仕事じゃないのかな。

 

パソコンの前で仕事が完結しない人、いっぱいいるよ。

このCMはブラックユーモアだといえば、まあそうかもしれない。

悪い意味で日本のCMっぽくない。

 

私が日本とか日本人を語るのもちょっと違う気がするが、

多くの視聴者である日本人に対して、日本への自虐的なCMで、

企業イメージって上がるのかな、と思うのは、わたしが歳を

とったせいなのかねぇ。

 

否定的な表現をつかったメッセージは、現状に不満を持った人達からの

共感は得られるかもしれない。でも、それは普遍ではない。

 

100人いれば100人のやり方、考え方がある、というのならば、その100人全員に

「がんばるな」というのもなんかおかしいんじゃないのかな。

 

ただ、私個人としては、ここ数か月、ずっと在宅勤務に近い状態が続いているが、

さすがに満員電車で片道1時間、2時間というような通勤というのはつらいけれど、

でも、通勤そのものはあったほうが良いと思っている。

 

クルマで30分とか45分とか、音楽かけながらとかラジオ聴きながらの通勤時間

って、公共交通機関が発達していない地域だと当たり前じゃないのかな。

 

その時間は仕事とプライベートの切り替えのための貴重な時間です。

だから、接触感染リスクをクリアできるのならば通勤そのものが悪かというと

必ずしもそうではないと考えています。

 

まあ、実際、首都圏で通勤する人が減ったら、公共交通機関の

サービスの低下、本数便数の削減/価格上昇/社員削減は起こるだろうなぁ。

 

このCMを企画した企業のクライアントには交通インフラは無いのかな。