「仕事ができない」 | デザインは筋肉だ

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値崩れするはずの無い十数万の椅子に目が止まり(展示品だから?)とよく見ていくと…ネジが一つ紛失していてガタつくが値札にその内容説明はなく値引き表示のみ。広い店内の2Fは、品出しをするスタッフが3人、レジ近くにPCを触る2人。お客さんは2人。そこに「接客」という概念はない。
買ったばかりの家電に不具合が出て修理を頼めば「使い方はちゃんとされてましたか?」と、ハード(家電)のことは二の次にソフト(人)に原因がある体で話を進めるメーカーの人。「もし使い方が原因でなかったら他に何が考えられますか」「それは何とも…」と、そこに「プロ意識」はない。
店内にいて「接客」もないなら、家具が置かれた倉庫に行くのと同じ。搬入スタッフだけ残してレジをオートにすれば2人分の人件費を他のがんばるスタッフへ。修理にきて故障の原因が一択しか提示できないのは、知識や経験不足、準備不足。不測の事態に不足の状態で来る「プロ意識」の欠如。


「仕事ができない」とわかっていないと、仕事ができない。