1976年出版、五木寛之の「戒厳令の夜」です。ハードカバーの単行本で、上下二巻で書かれています。


40年くらい前、父の書庫にあったのを見つけ、読みました。人並みに読書はしましたが、私の人生の中で最も感銘を受けた本です。世界を舞台にしたスケールの大きなストーリーです。


父から譲り受け大切にしていましたが、ある日知人に上下二巻貸しました。


その後知人とは連絡が取れなくなり、本は貸したままになりました。


仕方ないから自分で買おうとブックオフに行く度に探しましたが、見つけることはできませんでした。


そんなある日、メルカリで試しに検索したら出品されていました。しかも二巻で送料込み500円。


すぐに購入し、さっき届きました。

私の本棚の永久保存版です。



素敵なベンチを見つけました。

平久里川(へぐりがわ)沿いの桜並木、道端の白いベンチ、小春日和の陽だまりに佇んでいました。


桜の季節が楽しみです。


南房総市犬掛にひっそりと里見氏の墓がありました。


里見義通・義豊がここに眠っています。

里見氏の無念な滅亡が伝わります。